[2019年8月8日]
夏期講習とお盆の準備でバタバタの年寄りです。お許し下さい。
さて、夏休みもおよそ半分が終わり、素直に真面目に従って、7月末までに宿題の大半を終わらせてくれた生徒と、返事だけは良いが、結局指示を『無視』して、ダラダラと過ごしてしまっている今までと何も変わらない輩との話です。
小さな頃とか、学校限定とか、お家でのお母さまには「可愛くてしょうがない子」だろうなと思われる生徒がいます。
それは、『お返事』と『ご挨拶』に命を懸けているような生徒です。
塾に来ると、大きな声で敬語・丁寧語を使い挨拶し、何かを指示・注意すると、笑顔でハキハキと「はい!」と答えてくれます。
「それのどこが悪いの?」とお思いでしょう?
ここまでは問題ないです。良い子です。
挨拶や返事は人としての基本・最低限です。
しかし、小さな頃から、小学高学年・中学(時には高校まで)に至るまで、子供の成長に気付かず、いつまでも「キチンとお返事は…?」とか「ご挨拶はしたの…?」と、『良い子』を演じ続けてくれる我が子が可愛くてしょうがない方がいらっしゃいます。
特に末子の男の子のお母さまです。
生徒はその事に気付いています。
「家の母さんは、他人の前で、挨拶して、返事だけしておけば、後は何していても怒らない…」と。
上記は成長して、年相応の「ズル」を知っているので良いのですが、未だに「お返事とご挨拶がチャンとできているので僕は良い子。これでお勉強もできるようになる」と信じ切っている幼子も居ます。
まずは、お母さまが、子供の年齢別の成長を認識し、「寂しい子離れ」を覚悟しないと、いつまでも「も〜う、いつ迄たっても、何んにも出来ない家の〇〇ちゃん」を作ることになってしまいますね。
子どもはそれを上手く利用して「楽」をしています。
「でも、どうしたら良いか分からないんだもの・・・」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、そんな方の相談相手が私の仕事だと思っています。
でもね、そういう方ほど、「そんな事はないです。私はチャンとやってます。いつも言ってます。家の子は、そんなズルはしていません」と私を全否定されます。
受け入れるか否かは後の問題です。
話しくらいは、最後までキチンと聞いて下さいね。
あっ、これは大人に対しては余計なお世話か…!
失礼しました。ペコリ