[2020年1月3日]
「家の子、『やさしく』教えてもらえる先生じゃないと嫌だって言うんです」
「家の子、何回も『ていねい』に教えてくれる塾じゃないと嫌だって言うんです」
この保護者や生徒の言葉を受けて、「どこよりも優しく・・・」とか「どこよりも丁寧に・・・」を前面に出して、その一点のみに集中して、一見『良い塾』を演出している塾が増えています。
もちろん、「優しい」や「丁寧」は塾(特に個別指導や家庭教師)にとって必須条件です。
しかし、その「優しい」「丁寧」を勘違いしている保護者や生徒が急増しています。
学校の授業スピードでは速過ぎて、理解が追いつかない生徒には「丁寧」に、人見知り等で常に怯えた状態で授業に向かっているため、分からないまま放置されている生徒には「優しく」することは、とても大切な指導方法です。
しかし、近年激増しているのは、
「自分から理解しようと意識して話を聞く努力もせずに、『分から〜ん』と他人のせいにして「優しく」を求めている生徒」
「『ポイントは〇〇だから、〇〇だけは絶対に覚えておくんよ』と言っても、自己責任の意識が無く、『面倒臭い』や『少々良えじゃん』を根拠に努力や日々の積み重ねをしないのに「何回でも丁寧に言ってよ」と我が侭放題の生徒」です。
その上それを「家の〇〇ちゃんがそんなひどい事をする筈が・・・」とか「家の△△ちゃんが私に嘘を言う筈が・・・」と子どもを過信して子どもと話し合う事無く、子どもの現状を確認する事無く、とにかく「他人が悪い」「お金の力で何とか」を求める保護者が子どもの数と同様に激増しています。
子どもを大切にするのと、過信するのは違います。
子どもを守ってやることが、必ずしも子どものためになるとは限りません。
時にはライオンの子育てのように・・・。
って、偉そうに言ってる私も、自分の子育てが完璧だったのかと聞かれると「NO」です。
だからこそ、私とご縁があった方々には同じ後悔をして欲しく無いのです。
格好良い〜〜〜!