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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2020年2月17日]

誓約書って・・・?20200217

誓約書って皆さんにとってどんな物ですか?

大人にとって「絶対に守るべき約束を書いて、署名押印してある紙」ですよね。
当然、認めてサインしたのですから、守る意識があるとの認識ですよね。

ところが、最近、変な話を色々耳にします。

中学受験で、校則や理念を聞いて、納得した上で願書を書いて入学したはずなのに、校則や学校の考えにクレームを付けて変更を求める保護者。

専願入試を申し込んで、「もし合格したら必ず入学します」と納得して誓約書を提出して、特別加点を受けて合格しておきながら、『子供の人生を、紙切れ一枚で制約するのか!』と、平気で、他校に変わらせる保護者。

学校に、『推薦書』を書いて貰って、推薦入試に合格しておいて、それを保険にして他校を受験して、「どうせ卒業するんだから、学校が何を言っても関係ない」と、他校に平気で行ってしまう保護者。

私学に合格して、手続き金(通称入学金の半分)を入金して、合格を保留して貰っておきながら、『他校に合格したから返せ』と要求する保護者。

何だか、日本って、やりたい放題の無茶苦茶利己主義の国になってますよね。
これで、学校側が訴訟でも起こせば、『何〜に、あの学校。金儲けのために、子供の人生を食い物にするのよ』と悪評を言い触らすのですよ。

勿論、我が教室にもあります。
入塾手続き時に、丁寧に説明して、納得して頂いて、署名・押印頂いた方のみ入塾頂いている『はず』です。
しかし、正確に守って頂ける割合は半分くらいです。

今までの経験で、凄かった例をお話します。
「家の子、一昨日で退塾します」
「今日でやめますので、残りを返金して下さい」
「まだ、やっても無い授業のお金を何で早くに・・・」
「それは、塾が勝手に決めたルールでしょ。法律のどこに書いてあるの?守る根拠は?」
「ルールはそうかもしれないですが、ルールはルールとして、今回は〇〇として下さい」
「納得できていなくても、サインして渡さないと、塾に入れてくれなかったんでしょ?」

ねっ?何が何だかでしょ?

勿論、私の性格ですから、黙ったままで引き下がりはしませんが、最終的には「払わない」「来ない」んですから、泣き寝入りが殆どです。
それこそ、正式に抗議すると、どんな悪評が飛び交うか。

貧乏・小さい・変人塾長の『三重苦』の教室にとっては、正論は無理なんですかね。

皆さん。誓約書ってどうしてますか?

あっ、勿論、上記の様な反応や対応や屁理屈を言った保護者の子で、成績が急上昇した生徒は居ませんでした。

そりゃ、そうか。
改めて言うことでは無かったですね。

失礼しました。