[2020年3月21日]
昔から時々見かけていましたが、近年、特に激増しているのが、『人の言葉を聴かない人』です。
何かの例えとか、アドバイスとか、時には「耳に痛い」指摘などをお話ししていると、「そんな事は無い」「私は知っている」「私はできている」「私は出来ている」「私は間違ってない」「これ位で充分」。
時には「私は完ぺきです」「私は誰にも迷惑はかけていない」とまで平気で口にされる方までおられます。
勿論、大人だけでなく、生徒にもいます。
他人の言葉を聴く「心の余裕」が無いのか、「性格の余裕」が無いのか、「能力の余裕」が無いのか「脳力の余裕」が無いのか、こちらが話している途中には、もう聞いて無くて、人によっては『次には、どんな口答えをしようか』と考えているそうで、もう呆れるしかありません。
他人の話を聴かない人たちは、似た人たちか、それを許してくれる人とだけ仲良くしているので、余程の自覚が無いと改善されません。
他人の話を、『内容を理解してそれを確実に実行する行為を「学び」』と呼びますので、こんな生徒は、やっぱり成績不振です。
でも、そんな生徒の保護者も、主張の強い方が多いのも事実です。
実行するか実行できる内容かどうかは別として、話を最後まで聞かずに、『兎に角、言い返して勝ちたい』性格の人が、「個人の権利だから…」とか「個性だから…」と、さも正論を言っているような理屈を言うのも、これらの延長線上ですね。
「私は間違っていない」とか「私は出来ている」と、耳を貸さない人ほど、周りから『あの人変わり者よね』と言われていることを知りませんよね。
あっ、ひょっとして自分のことを自分で言ってるのかな?
失礼しました。