[2020年4月7日]
先日、学力も生活習慣も学習意識も出来ていない子どもを『金の力だけで・・・』中学受験をさせようとする親の話をしたと思いますが、その同類内容です。
『受験』と言うからには、中学受験も高校受験も大学受験も、『受験』としては同様ですよね。
高校受験や大学受験で、「やる気」が無い生徒や「実力」の無い生徒が、適当に誤魔化すような意識で行動していたら、あなたなら何と言いますか?どう思いますか?
勉強しない生徒や必死感の足らない生徒の実力が上がらないのは当然と納得して、成績アップしないのも当然と納得して、志望校も考え直しますよね。
なのに、我が教室の地域では、「塾に入れてしまえば、塾の責任で何とかしてくれる」「もう塾にお願いしたんだから、親の責任では無い」の風潮が非常にあります。
勿論、全員が全員とは言いません。正しく認識して正しい行動や援助をされている方も居られます。
しかし、前記のような『知らない』『分かってない』『できていない』保護者ほど、声が大きく、理不尽な非常識な言動をされるので非常に目立ちます。また、それを見た『非常識な方』はそれが「さも、正しい行動」と思い込まれるので、またまた「まねっこ」が誕生します。
目の前の作業だけをして、根拠や理解をせず、終わらせることに全力になっている生徒について、「お宅の〇〇ちゃんは前学年までの知識が残っていませんし、今日教えた知識も翌週には消えています。算数だけを見せて頂いてますが、他の教科は大丈夫ですか」とお訊ねすると、
「うちの子は小学校で良く出来る子と褒められています。うちの子に問題がある訳がありません」と突っ撥ねられます。
生徒本人に「勉強は、分かったら覚えておいて、次の問題に使えることが必要なんよ。終わったから出来たんじゃないよ」と指導しても、「お母さんは頑張ってるねって褒めてくれるもん」と請合ってくれません。
同様に、自分で状況や指示を理解して、自分で考えて計画して行動することができない生徒の保護者に、状況をお伝えすると、「だって、いくら言ってもダラダラするんだから、細かく命令するしか無いんです」と、私たちが指示した事をしていても、本人が予定していたことをしていても、「お母様が目の前で思い付いた事を即刻やるように命令される」ので、余計に生徒は考えなくなりますね。
とにかく、知らない人、分かっていない人、できていない人、自分は経験も体験もした事が無い人が、知っている人に確認もせずに、自分に都合の良い意見を言ってくれる俗に言う『ツレ』や『ダチ』の言葉だけを信じて、子どもや周りを振り回している事が非常に増えて来ました。
「金の力」や「客の立場」を前面に押し出して、ある事無い事ある事無い事無い事無い事・・・・・・・・・・・・無い事をネットに書いたり、またまた『ツレ』に話して悪評に・・・。
こんな、人として当然の意識と知識と行動ができず、何でも自分が前面に出て子どもを所有物やペットのように扱って、子どもの将来の判断力や忍耐力を奪っている親。非常に増えています(昔は、これは下位中学生の行動と言われていたのですが、今は親が、やってますね)。
子どもが『幼すぎる』や『大人を舐めている』のは、こんな方の子なら当然と言えるかもしれません。
私が、その舐められている代表選手です。てへっ。