パソコン版を見る

早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2020年4月27日]

問題点を認めないから・・・20200427

昨日も、ある家庭から相談を受けました。

「生徒の行動に問題がある」との一方的な話でしたが、よ〜くよ〜く聞いてみると、これも(やっぱり?)保護者の対応や保護者の行動に多くの「????」が見えてきました。

「それでは、余計に反発しますよ」とか「生徒にも繰り返し話しますが、お母さんも〇〇については、我慢して受け入れて下さいね」とか「いつまでも幼稚園児のように完全服従を求めても無理ですよ」とか「取りあえず今は、緊急避難として、△△したらどうですか?」等の色々な話をしました。

しかし、お母様の反応・返事は「えっ?、じゃあ、私が間違っているんですか?私が悪いんですか?」とか「私は、ちゃんと分かって・考えて対応していますよ」とか「じゃあ、私が仕事を辞めて、子供を一日中見ろと言われるのですか?」とか「他の兄姉はキチンと出来ているので、私の子育ては間違っていません」と、とにかく一方的に『勝ち』にいく反応なんです。

以前から色々な例を申し上げていますように、全く問題が無い意識や行動や知識があれば、他人に手間や迷惑を掛けるような結果にはならずに、途中で修正が出来ているはずです。
「私は間違っていない」
「私はできている」
「私は分かっている」
「私は悪くない」
と、自分を振り返ったり、他人のアドバイスを素直に聞いて(全て実行せよとは言ってません)みたり、今までと違う行動を努力してみたりをせず、自分は何も変えず、周りや子どものせいにして(全て責任転嫁)いる方が増えています。

以前も使った言葉ですが、とにかく『勝ちたい』ひとなのです。
相談しておきながら、自分の意に添わない意見を言われると攻撃を始めるのです。
自分のことを少しでも否定されると、攻撃(文句を言いに行く)するのです。
何度も注意されると、無視し始めるのです。

世間が狭いし、経験が少ないから、新たな解決策を思い付かないのです。なのに、自分を全て褒めてくれないと怒って反撃するのです。幼子より「たち」が悪いです。

勉強も人間力も、他人の言葉をどれ程素直に聞けるかなのです。
注意・指摘・アドバイスを聞いて、どれ程我慢できるかです。

家庭で大人がそれと違う意識行動で「悪いお手本」を見せておいて、子どもにだけ「変われ」って言っても無理なのは、ほとんどの大人ならお分かりですよね。

こんな事を言ってると「何〜に、この人、偉そうに!」とか「この人、頭、おかしいんじゃない?」とか「はいはい、先生のお子さんは、さぞ立派なお子さん揃いなんでしょうね」と、ま〜〜〜た、キツいお叱りを頂くんでしょうね。

でも、分かっている方や、出来ている方や、立派な方にお聞きすると、私の考えは「大きくは間違っていない」と言って頂けるんだけどなぁ。
それでも反発されるのは「私の不徳の致す所」なのか、それとも・・・・・・・・・・なのか?