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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2020年5月2日]

私はやっている!20200502

「私はチャンとやっている」
「私は言われたようにやっている」
「私はできている」
「私は間違ってない」
「私は分かっている」
「私は悪くない」
「私は・・・」
「私は・・・

何度も何度も同じ様なことを言っていますが、上記の様な内容の言葉を、近日、非常に沢山聞きました。

結果が出ない。
違う方向に向かっている。
誰かが困っている。
誰かに迷惑を掛けている(と、本人は思っていない)。

意識や「やり方」が間違っているので、望んだ正しい結果が出ないのです。

ここで、また「そんなことはない」「私は・・・」「家の子は・・・」「家の子に限って・・・」
が、聞こえてきそうです。

これにも、もう疲れてしまいました。

何度も何度も言いました。何度も何度も言います。

周りの他人が客観的に指摘しているのです。本当に「そんなことが無い」のなら言いません。
私たちは、嫌われたり、口答えされたりして、喜びや快感を得られる体質ではありません。
相談されたり、頼まれたから、気分良くないのを覚悟でお伝えしているのです。

と、話してきましたが、皆さん。これは生徒の話だと思いますか?保護者の話だと思いますか?

実は、保護者の方が多いのです。

と、こう言っても、当の保護者自身は「私のことじゃ無い」「私はそんなことはしていない」と言われます。
これを見ても分かりますよね。
やってる方ほど、自覚が無いのです。
他人事なんです。

だから改善がなされないのです。

「しっかりしている」のと「気が強い」のは違うのです。
現在は、「ただ単に、気が強いだけの人」が増えました。
権利か既得権か知りませんが、自分を他人より常に上に置きたい人が増えていると感じます。
しかし、その為の努力や苦労はしたくないのです。
とにかく「文句」だけを言って、自分の要求を叶えて欲しいのです。その為には、相対的に相手を下げて自分を上げるようにするしか無いのです。

それが「口答え」です。

こんな「親の背中」や「親のやり方」を通常として見てきた生徒。保護者と同じセリフを発します。
中々、素直には聞いてくれません。

昔を懐かしんだり、昔話をしたり、昔の功績を話すのは『年寄り』だと言われるのを分かった上で言います。

『昔は、こんな「変な人」は、ここまで多くなかったなぁ』

やっぱり、歳をとった塾長でした。