パソコン版を見る

早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2020年5月25日]

私たちは叱ります!20200525

「私たちは叱ります」

この言葉は、教室の看板にも書いてますし、日頃から皆様にお伝えしています。勿論、入塾時にもお伝えしています。

「叱る」のですよ。「怒る」のでも「殴る」のでもありません。
しかし、本気で叱ります。
だって、生徒に本気になって欲しいですもん。

お母様の中には、「はい。しっかり叱ってやって下さい」と要望の言葉を言われる方もいらっしゃいます。

初日から、きつく叱ったりはしませんよ。さすがに・・・。
ダメな行動やダメな意識を論理的にキチンと注意します。
その後、数日様子を見ます。
それでも改善の様子が見えない時には「叱り」の登場です。

そこで、最近の傾向です。

何度注意しても、「そんな事は無い」とか「絶対やってない」とか強気で見下したようにデカイ態度で言い張ってた生徒の目から突然「ポロポロ」と。しかも、止まらなくなる位に。
よくよ〜く聞いてみると、本人的には、「これ位で良い」と思っていたし、「今までは、これ位言い張ると許してもらえた」からだそうです。
だ〜〜から、この実力なのです。

で、即、改善されて、翌週から良い子になったのかと言うと・・・、そんなに簡単にはいきません。
「やる」とか「絶対」の言葉の定義が理解できていないので、それを何度も繰り返すしかないのです。

これで、良い方向に向かえば良いのですが、「子供に聞いたら『僕はチャンとやってるのに先生が怒った』と言ってるんですが、家の子の言葉をチャンと聞いてやって下さい」と逆に『お叱り』を下さる保護者も。

宿題や指示を、何度言っても「程ほど」で止めてきて、何度叱っても「忘れてた」とか「後でやるつもりだった」と平気で放置。兎に角時間が過ぎるのが一番大好きな生徒。
「今日はテレビも見ずに、終わるまで寝るな」と指示したら、お母様から「子供の成長には睡眠は大切です。適当にできる所までやったら寝なさいと指示しました」と連絡が・・・。
その上、「私に仕事を辞めて、ずっと見ていろと言うのですか?」と極端な言葉を。

だから、この子は、大人の言葉の「重み」を、いつまで経っても分からないのです。だって、放っときさえすれば、最後にはお母さんが守ってくれるから・・・。

教室の自習スペースを開放しています。
「基本的に、自宅で自習して、分からない事や、できない事を見つけて質問に来い」と指示しています。
ところが、2〜3名の生徒が、何度注意しても、教室で基礎プリント(超簡単なやつ)を解きに来て作業しています。終わったら黙って帰ります。
当然、先刻の指示と違うので「注意」しますと、「お母さんに、とにかく塾に行って勉強しなさいと言われたので来てやってる」との返事。生徒に、よくよく聞いてみると、お母様の思いとして「とにかく、行ってくれているので勉強できるはず」だそうです。
何度否定しても、大人が、その言葉を聞いてくれません。
当然、その子供は変わりません。

大人の言葉が理解できないのであれば、何度でも説明します。

しかし、近年多いのが、私たちの言葉を軽く聞き過ぎている生徒。いくら無視しても、自分に罰が来ないと知って信じている生徒。返事だけ(塾でも親にも)しておけばバレないと分かっている生徒。
まさか、自分の子が、大人を無視しているとは思っていない親。
「家の子はまだ小っちゃいから・・・」と何でも許す親。
「家の子は必ず頑張ってやってくれるはず」と根拠の無い自信をお持ちの親。

子供と真剣に向き合って、問題点をハッキリ指摘して、改善の具体的方法を指示してきたのに・・・。
今までは、子供とだけ向き合っていれば、改善できたのに・・・。

近年は、もう一つ、別に向き合う必要が出てきています。
しかも、強敵です。

は〜〜〜〜ぁ。