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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2020年7月7日]

放っておけば・・・20200707

「放っておけば…」

成績不振者がよく使うせりふです。

「放っておけば…」に続く言葉としては、
何とかなる
許される
バレナイ
怒られない
いつか誰かが何とかしてくれる
先生と親が何とかしてくれる
楽だ
等です。

何でも、何を言われても、どんなに自分の問題でも「放っとく」ことが日常になって、「放っとけば」誰かが何とかして許してもらってきた人生経験が、いくら「本気で注意」しても、「放っとける」のです。
これらは、いくらか意思があります。
しかし、近年増加傾向なのが、本人は「放っている」感覚は無いし、悪意も無いのですが、小さな時から自分で判断させて貰えなかった上、論理的に考える習慣がついていないため、相手の理論を理解する「日本語能力」が小学低学年レベルのままなので、事態の大きさが理解できずに「放置」しているか「忘れている」ようです。

でも、そうさせた親にとっては、「もう〜っ、この子は、私が居ないと何にもできないんだから…」と嬉しいみたいです。


一方、保護者にも「放置組」は居られます。

何かをお願いしてあっても「だって、仕事が…」と。
生徒と話し合って下さいねとお願いしてあっても。
どうするか決めて返事を下さいねとお願いしてあっても。
〇〇日までに返事を下さいとお願いしてあっても。
家では△△の対応をして下さいとお願いしてあっても。
生徒に確認して早急に返事を下さいとお願いしてあっても。

放置をされる保護者のお家では、都合の悪いことは放置をするのが日常なのでしょうか?奇しくも生徒も「放置癖」があります。

何でも「神経質にパニックのように慌てろ」と言ってるのではありません。
相手が何かの指示やお願いをしているということや、期限を切るということは、今後の行動や他方への影響があるからなのです。
決まらないのであれば「途中経過」や「何を悩んで時間が掛かっているのか。決めかねているのか」を言って頂ければ…。

なのに、何んか辻褄の合わない理由を言われたり、開き直って「私だって仕事が…」とか「子供の気持ちが…」とか、何とか先延ばしをしようとされます。
正直に言って頂ければ考えようもあるのですが、時には、
「何〜に、偉そうに…」と攻撃までして来られると・・・。

『時が解決してくれる』という凄い言葉もあります。
私も、それ位は知っています。

それでも期限を切るという事。返事や対応をお願いするという事は、時を待ったら間に合わない事柄だからです。

「放っておかれる方」ほど、ギリギリになって、無理な結果を求められますよね。これなんて最悪です。


って、毎日毎日『悪口』ばかりですみません。
でも、段々対応する事態や内容やレベルの質が変わっているのです。
皆さんも、そう感じる場面が増えてませんか?