[2020年8月4日]
「子供の気持ちをしっかり聞いて…」
「子供の意見を尊重して…」
「子供の将来だから、子供の気持ちが第一で…」
「子供が望むのなら…」
「子供が自分で選んだのだから…」
「親が強制したくない」
「親が決めるなんて、時代錯誤」
よく聞くお言葉です。
勿論、仰る通りです。
親の最大の目標は、『子供が確実に成長して、自分で稼いで生きて言ってくれること』ですから…。
私も、前記の意見に『異』を唱えるつもりはありません。
ただし、それは、
子供が、順調に成長している場合です。
子供が、ごまかさずに努力し続けている場合です。
子供が、事の大小をキチンと理解している場合です。
子供が、言葉の意味をキチンと理解している場合です。
親が、子供の現状と実力をキチンと理解できている場合です。
そうじゃ無ければ、只の「きれい事」で「甘やかし」で、時には「親の自己満足」となります。
分かっても無く、考えても無く、「どうすれば楽かなぁ」とか「その内、誰かが何とかしてくれる」とか「私も頑張ってるから、皆んなと一緒に〇〇に行ける筈(と、幼稚園レベルの意識)」の子供が選んだ選択を、丸呑みして、修正もせず、全部『子供が自分で決めたのだから(と、親の責任逃れ)』が正しい対応ですか?
子供が本気で頑張っているのかどうか。子供が、受験や進学したいレベルにあるのかどうか。注意や話し合いの言葉や内容を、本気で理解できているのかどうかを考えもせず。「家の子に限って…」「家の子なんだから…」と『親の希望だけでごり押し』しても良いのですか?
勿論、我が子が一番大切で、我が子を一番信じてやるのが親です。
そんなことは、言われなくても「私ごとき」でも知っています。
しかし、たかが十数年(実質数年)しか経験の無い子供の判断は、そんなに完璧に正しいのでしょうか?
中には正しく判断できている子供も居るでしょう。
それは、正しく行動できて、正しい結果が出せている子供でしょう?
判断や行動が完全では無かった生徒は、完全では無い結果や現状になって居るのでしょう?
その子供に判断させると、ま〜〜た、同様な判断をしませんか?
もちろん、親も同様です。
自分は何も変えずに、「〜のはず」「しっかり子供と話し合って…」と原因を作った言葉を言い続け、行動をし続け、最後には金の力と、他人の力で何とかしていませんか?
もう一度、「あこがれ」と「夢」と「目標」の言葉について考えてみましょうね。