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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2020年9月18日]

私はやってる、できてる、分かってる20200918

最近、よく、よ〜く耳にする言葉が登場しました。
「私はキチンとやってる」「私はチャンと出来ている」「私はキチンと分かっている」「私に悪い所は無い」「私が後ろ指差される筈が無い」です。

生徒も、その保護者もです。
多くの場合「ペアで」です。

多くの塾では、嫌われるのが嫌なので、口にしませんが、我が教室では「生徒の将来」を思えばこそ『心を鬼にして』『嫌々ながら』口にします。
嫌われるのを『覚悟』です。

しかし、前記の言葉を言う人は、それが出来てない人です。
出来ていない人ほど強気で言います。
「この人、出来てるって言葉が分かって無いのかな?」と考えるくらい「絶対、やっている」と言います。

覚えていないのに「絶対覚えたもん」
図形の定義を覚えていないのに「教わってないので分からない」
ただ、ゆっくりと時間だけ掛けて宿題をしているのに「チャンと試験勉強した」
食事&入浴&〇〇の準備&休憩で毎日3〜4時間なのに「規則的に勉強している」
「勉強は・・・」と何度注意しても、「沢山聞けば…、教えてもらったら…、成績は上がる」と絶対に覚えて来ない生徒。それを保護者にお伝えすると、「(じゃあ、もっと沢山教えて貰える)△△塾にも通わせます」と・・・・・・何がなんだか?

「〇〇をやってくれないので家で言って下さい」⇒⇒「私はいっつも言ってます」
「塾で注意しても聞いてくれません」⇒⇒「子供に聞いたら『やってる』って言ってます」
「生徒にとって都合の悪い連絡は本人に言わせて下さい」⇒⇒「もぅ、家の〇〇ちゃん、何て言えば良いか、分かんないって言うんですぅ」
「上の子はキチンと出来たので、私の対応は間違っていない。」
「学校の先生に聞いたら、『普通』って言われたので、塾が極端なのです。」
「子供を信じて、何が悪いのですか?」
「家の△△ちゃんは、そんなに悪い子じゃぁありません。」

ね!?

こんな生徒たち保護者たちに「そうじゃ無いですよ」と言うと、標題の反論が聞こえてくるのです。

そうじゃ無い人に、そんなこと無い人に、本当に出来てる人に、嫌われるために注意する人が居ますか?

素直に他人の話を聞くことが出来ないから『現状』なのです。
素直に他人の話を聞けて、「自分より凄い人」や「自分より出来てる人」を一杯知ってる人ほど成績が良くて、頭が低いです。
『狭い世間で、他人の話を聞かないから』『限定された知識だけで生きているから』何が出来ていて何が出来ていないのか、判断の基準が分からなくなったのですかね。(これは、余りにも失礼な表現ですよね)

結論
出来てない、やってない、分かってない、間違ってるって言われたら、「口答えで勝つ」ことを優先しないで、「素直に受け止めてみる」ことにも意識を向けて下さいね。