[2020年9月25日]
今年の春は、「新型コロナウイルス感染症」の影響で、全国の大半の学校が休校になりました。
およそ3ヶ月の間、一部の双方向授業を実行していた学校を除いて、プリントや配布物や動画配信で「お茶を濁した」学校が多かったと思います。
休み明けの実力テストのデータが、ここに来て出始めています。
6月の段階では、ダラダラと誤魔化して「何にもやらなかった生徒」と「自主的に教科書を読んで自学した生徒」で、大きな差がついたそうです。
そして、夏休み明けのテストでは、その生徒間の差が『より開いた』とのデータが出てきました。
そりゃそうでしょう?
時間が短いので、先生方も嫌々スピードアップで駆け足授業です。
普段から『分かろう』として授業を聴く習慣が付いていない生徒は、理解できないまま通り過ぎている筈です。
その逆の生徒は、休校中に前年の復習と、今年の予習をしていたのです。正規の授業が『復習』になっているのですから…。
本来、学習は「自ら進んで学ぼうとする姿勢」が必要なのです。
新学習指導要領でも、大学改革指針でも明記されています。
嫌々、義務化で渋々勉強している生徒ができるはずが無いのです。
何でも学校や行政の責任にして、子供の問題点に目を瞑っている保護者の子が、出来るようになる訳が無いのです。
責任を、環境や指導者のせいにしているようではダメなのです。
こんな人たちのお決まりのセリフは、
「家の子(私)は、聞けば分かる」
「家の子(私)は、習えばできる」
「家の子(私)は、教えてもらえばできる」
「家の子(私)は、出来るクラスに入ればできる」
「家の子(私)は、あの有名先生に習えば上達する」
です。
「自ら進んで学ぼうとする態度」と真逆の思想ですよね。