[2020年11月18日]
「衣食足りて礼節を知る」
と言う有名な言葉があります。
生きるための最低限に必要な衣食が不足していると、生きることに精一杯で「礼節」や「優しさ」「社会性」を考える余裕などあるはずがありません。
では、現在の私たちの周りはどうでしょう?
勿論、社会が裕福になって、優しさ・思いやり・ボランティアと心が豊かになっている人も多くみられます。
しかし、裕福になって「自らが努力しなくても、次々に与えられることが当たり前」になってしまったことを『過去の人々の努力の結果』とか『日々感謝しながら、自らも努力を続けなければ…』では無く、『与えられて当たり前』『〇〇してもらう権利がある』『お金を払っているのだから、無条件に無限に要求して当然』と、権利・権利・権利と、権利の意味を考えもせず、何でも直ぐに権利を口にしたり態度に出されたりする方が増えました。
権利は、自らの義務と同時に同等に対等に背中合わせに持っているはずです。
しかし、義務については「えっ?何〜に、それ。別に良いじゃん!」と権利だけを主張する世代が有ります。
その世代の方々がまさに今「小・中学生の親世代」なのです。
日常、権利だけを主張して、とにかく「文句を言っていれば、要求が叶う」生活をしているのです。
それを毎日見ていると、無意識に子供も学んでしまいますよね。
その上、叶わなければ、又々お母様が出張って叶えてしまうのです。
子供は、先生や大人の言葉なんか聞かなくなりますよね。
そこで又、お母様が出張って「教え方が悪い」…………です。
そりゃあ、結果は言わずもがなですし、地元の学校のレベルも言わずもがなです。
勿論、衣食が足りていようがいまいが、素晴らしい礼節をお持ちの方が沢山私の周りに居られることも言っておきます。
この「ひとりごと」に書くことは、余りにも「私の辞書に無い思考・行動」「少数派」をアップしていることをお知り於き下さいね。