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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2020年11月22日]

将来の職業について・・・20201122

子ども達と進路相談をする時に「将来、何んになりたいの?」と聞きます(当然ですよね)。
そこで、答えられる生徒は減少傾向にあります。
中3や高2で「えぇ〜!全く思い浮かばん」と言ってる生徒もいます。
考えた事が無いことや考える必要が無かったので、早めに考える方が良いですよね。
この生徒たちも問題なんですが、最近、増加傾向にあるのが、これからお話しするパターンです。

文系とか理系とかお聞きになられたことがあると思いますが、一つ目は、これを完全に無視して、親の思いだけで進路を強制するパターンです。
「就職率が良いから…」とか「就職に有利!」とか「〇〇は将来性が高い」と子供の性格や実態と全く違う方向の選択を強制するパターンです。
ヒラメキや空間認識が苦手な生徒に、「頑張って聞けば出来るようになる!」と理系の数学や理科を受講させて、『地獄の2年間』を送らせて、いざ受験となると、成績不振で不利になるパターンです。

2つ目は、「どんな職業があるのか分から〜ん」と言う生徒に、母親の仕事(もしくは、その関連業種)だけを勧めるパターンです。
母親がナースだとします。すると、医者やナース、もしくは検査技師、レントゲン技師だけに絞り込んで、他の職種を否定する場合です。母親が介護士の場合、やはり介護士、社会福祉士、ケアマネだけに限定し、他の職種を否定することです。

勿論、ナースや介護士を否定・非難している訳ではありません。絶対に。

言いたいことは、日常・小さい頃から、子供が「なりたい」「できる」仕事を一緒に考えてやることです。
途中で、何度も変わります。4歳位に「花屋さんになりた〜い」なんて普通です。
それに何度も何度も付き合ってやることで、子供の思考や嗜好が分かってくるのです。

忙しいと思いますが、しっかり向き合ってあげて下さいね。