[2020年11月27日]
塾で指導している時に、ときには生徒を泣かしてしまうこともあります。
「泣かすまで叱らなくても…」と言われる方も居られます。
それは、私も分かっています。
「おとな気ない」感情論で叱っているのではありません。
長くこの仕事をしていて、思い返してみると、泣かした生徒は大きく分けて2パターンですね。
1つ目は、皆様ご想像の通りです。
何でもかんでも「可愛い、可愛い」で何をしても何もしなくても「良いよ良いよ」と優しく言いなりに許されてきた生徒です。
初めて大人が怖い顔をして、厳しい言葉で強い口調で迫ったのです。単に「怖かった〜」で泣いたパターンです。つまり、赤ちゃんが大きな音にビックリして泣くのと同じです。
2つ目は、我がまま意地っぱりです。
ダメな意識や行動をしている生徒に、事実を積み上げて一つ一つ確認して、「どのように考えているのか」「この様に変えなさい」等の話をした時に、完全に無視して、何の反応もしない生徒や質問しても黙り込んだままの生徒。
逆に『そんなこと無いもん』『私はやってるもん』『分かってるもん』と、「とにかく言い返して、その場だけ勝つ」をやってきた事が原因の生徒。
何を言っても、優しく聞いても、順序だてて話しても、とにかくそれを続けます。
今まではそれで許してもらってきたのでしょう。
しかし、私は「変なおじさん」です。そこで緩めては元通りです。
もう一歩踏み込むと…………泣き始めます。
泣く位なら、優しく言ってる内に、早めに反応すれば良いのにねぇ。
もちろん、意地を張らずに、1〜2回の遣り取りで素直に認めて聞いてくれる生徒も居ます。その生徒たちは、成績上昇も早いです。当然です。
前から申しておりますように「素直」と「正直」は、成績上昇への絶対条件です。
できれば、お家でも「我慢」と「継続」を経験させてやって欲しいです。
勉強知識を受け入れるための人間力形成に必要です。