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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2020年12月2日]

バレなければ・・・20201202

分からなければ・・・
バレなければ・・・
怒られなければ・・・

これらは、学力不振の生徒がよく使う言葉です。
正確に言うと、口からは出さないけれど、確認すると必ずこれらのどれかを認めます。

注意されても、指示されても、指摘されても、何でも良いんです。とにかく、『どうすれば、やらなくても損がおきないか』を考えているようです。
つまり、学校の先生も塾の先生も、どうでも良いんです。
自分に利害のある「お母さん」の反応だけ気にしていれば。
分からなければ、バレなければ、怒られなければ、その上「貰えない」とか「食べれない」とか「やらせてもらえない」の『損』が発生しなければ学力なんかどっちでも良いんです。
正確に言うと「自分は望んでいない」んです。努力はしなくても「お母さんが喜んで何かを買ってくれる成績」が手に入れば・・・。つまり、自分のためにでは無く、お母さんの満足のための点数が欲しいのです。

「覚えるまで夕食はお預け!」を求めると『虐待』になるのだそうです。だから、覚えなくてもゲームはやらせてもらえるのです。

私の主張は、食事を食べさせるなと言っているのではありません。終わるまで、家族全員が我慢して、口だけのごまかしではなく『絶対』にやらなければ、家族みんなに迷惑が掛かる事実を体験させろと言っているのです。「勝手が悪いから早く食べて後でやって」なんて言うから、後でも良いんだと、先送りをおぼえるのです。

忘れ物や期限遅れをさせて、『恥』を掻かせて下さい。「私が恥を掻く」とお母さんが先回りをするから、子供が「我関せず」になるのです。可哀想ですが、お母さんも一緒に恥を掻いて、子供と一緒に『晒し者』になって、子供に責任を感じさせて下さい。

成績上昇している生徒は、ここの所が分かっています。出来ています。親も何回も教えています。親が子供を過信していません。

しかし、成績不振、もしくは上昇しない生徒の殆んどは、正直に「苦労」を覚える前に、上記のような『ごまかし』を覚えてしまっています。
5歳から10歳くらいで、どうして教え込まなかったんでしょうか?
「可愛い。可愛い」でしょうか?
「まさか、家の子が・・・」でしょうか?

小学高学年や中学になって、知恵がついてしまってからでは、親の細かい指示は無視されるのに・・・。