[2021年3月5日]
「口コミ」って言葉に、皆様はどのように反応されていますか?
「食ログ」とか「グルメ情報」とか色々ありますが、皆様どれ位の信用度と利用度でしょうか?
さて、この仕事をしていると「口コミ」は大切です。
大手塾のように広告宣伝費が僅かしか使えない身にとっては、『皆様の評価』が大きな宣伝になっていることは事実です。
新聞折込やホームページ等でも知って頂く事は可能ですが、一歩踏み込んだ内容まで伝わるのは、やはり「口コミ」です。
我が教室の「他所とちょっと違ったポリシーと他所とちょっと違った対応」をご理解頂いて、「成績アップ」とか「受験合格」とか「生活が変わった(これは専業ではありませんよ)」とかの評価を頂いて、弟妹や知人に話して頂けることで教室も成り立っています。
これらは大切で有り難いことで、これからも、その信用を損なわないようにしていこうと、いつも思っています。
しかし、しかし、ここからが「功罪」の「罪」の部分です。
「あそこの塾、厳しく叱って、良く見て、成績を上げてくれたわよ」との高評価の口コミを聞かれてお越し頂いた方が、「家の子は注意されたり、叱られたり」は嫌います。増してや「〇〇(スポーツ)を頑張っているのでそちらを優先でお願いします。と申込に来られました。
「そんなことでは成績は・・・」と言うと、「分かってます。聞いてます」と必ず良い返事を頂きますが、入塾後に度々トラブルに…。
よくよく周りから状況を聞いていくと、
「有名コーチ」「有名塾」「有名学校」に入れさえすれば、それだけで、必ず上位の結果(例えば甲子園)が得られるとの考えをお持ちの方。
我が子の実情を全く理解していなく、世の現状も理解できていないのに「私は知っている」「私は分かっている」「私は出来ている」『そんな家の〇〇ちゃんがやらない、できない訳が無い」と思われている方。
とにかく子供とバトルをするのが面倒で、何でも子供の言い分を『丸呑み』してしまう方。
等です。
こんな方々ですので、子供に注意すると、直ぐにクレームが…。
どんな要望でも受け入れないと、突然の「退塾」の電話が…。
その上「あそこの塾、偉そうに色々言うけど、家の〇〇ちゃん、成績がちっとも上がらなかったからダメよ」との風評や口コミが…。
プラスの口コミは中々広がってくれません。時間をかけて信用を積み上げていくしかありません。
しかし、マイナスの口コミは有る事無い事無い事無い事…と面白可笑しく直ぐに伝わります。ましてや、自分のことは棚に上げて、これ見よがしに悪口として吹聴されます。
「口コミ」だけでなく、「ネットに書いてあった」とか「テレビで言ってた」と何にも考えずに全〜〜〜部受け入れる時流ですが、どうなんでしょう?
私は、自分の目と耳と感覚を信じたいです。