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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2021年4月18日]

子どもの言葉を分かって?20210418

今、学校では〇〇しても怒られません。
今、学校では△△すれば、何となく通過できます。
子ども達にとって、文句を言う(叱る・損する)人の前でだけ「良い子」を演じていれば、何とかなってしまうのです。
子ども達の「頑張る〜」とか「やってるぅ〜」の言葉の意味をご存知ですか?

成績不振(もしくは伸び悩み)者の入塾説明時に、教室ではこんな辛辣な(失礼な?)言葉を掛けることが度々あります。

子ども達は「頑張る〜」とか「分かったぁ」とか「言われた様にやるぅ」の言葉を頻繁に(毎回?)使います。
もちろん、本心から使っている生徒も居ます。
しかし、多くの成績不振者は、言葉の重みや本当の意味を知らずに理解せずに、親を安心(その場のごまかし?)させるために、『気軽に』使っているのです。

でも、成績不振者の親は、この言葉を「魔法の治療薬」の様に嬉しそうに受け取っています。

何度注意しても目の前でその「ダメ」な行動をする生徒。当然、教室では繰り返し注意します。何度か続くと保護者にもお知らせします。

ここからが分かれ道となります。

家で「何が問題か」「今日からはどうするのか」をじっくりと話し合って頂けた家庭では、生徒に急激な変化が見られます。
「そんなことはありません。家の子に確認したら『ちゃんとやってる』って言ってます」とのお返事の家庭の子。変化どころか、益々エスカレートする道を・・・。
色々話していると、お母様自身が「頑張る」とか「やる」の言葉の定義を理解されていないのでは?との疑いが・・・。

習い事を次々に増やして、時間的にも肉体的にも目一杯にしておいて、その習い事を理由に復習や宿題をやってこない生徒の保護者。「子どもに確認したら、全部頑張りたいって言ってますので…」と子どもの使っている「頑張る」とお母さんの「頑張っている」の定義が『保育所のお遊戯会レベル』に感じてしまいました(失礼)

作業や動作を指示しても、殆んど従わないけど、返事だけ「良い子」の生徒のお母様に現状をお伝えしました。「まだ、家の子、小さいから…」と何でもかんでも無茶でも『お母様が出張って来られる』…………中学生の保護者。生徒は、塾では注意されても、家では褒められるので、教室を一歩でるとスルーです。大人の・他人の言葉が非常に軽いのです。

こんなことを色々言ってると「こんな多様性の時代に…」とか「個性を認めない我がまま塾」の言葉を沢山頂けます。

多様性を前面に出されるのであれば「画一性の頂点」にある学校の成績を絶対条件にされることに矛盾をかんじます。
「個性」を前面に出されるのであれば、個人の特性なので「長所も短所も」全〜部受け入れて下さい。私たちに結果を求めるのは矛盾です。

言葉を音として聞き流す・言いっ放す風潮が強すぎます。

やはり、上昇している人って、言葉を真剣に聞いてます。言葉を真剣に考えてます。自分と言葉を突き合わせて確認しています。
これは子どもも大人も同じです。
私はまだまだです。ごめんなさい。