[2021年4月23日]
近年、我が塾を訪れる小学生の中で「習い事が週に5個〜8個」なんて子が増加中です。
スイミング・習字・そろばん・ピアノ・く〇ん・サッカー・野球・武道 等々、これに学習塾を加えようとされているのです。
お母様の言い分としては、『子どもには無限の可能性が・・・』
そんなことは、今さら言われなくても「私ごとき」でも知っています。
『だって、子どもが楽しいって言うんですよ』
当然です。お金を払って機嫌をとって遊んで貰っているんですから…。素晴らしい結果を残しているのなら別ですが・・・。
『子どもが止めたくない。頑張りたいって言うんですよ』
当然です。毎日何をやろうかと考える必要も無いし、勉強をする必要も無いし、お母さんに「頑張っているわねぇ」と褒められることを期待しているのです。
「止めたい」って言うと、「何で?」「あなたが行きたいって言ったんでしょ」「飽きっぽい性格ねぇ」と悪口を言われる事も知っています。
『武道は、礼儀が身に付くから・・・』本気でやってる子はね。
勉強でも武道でも同じです。表面だけ真似ゴトをしていて、何が本質が理解できますか。
ある武道教室の師範と話す機会がありました。「商売として誰でも受け入れる。しかし本当に”ものになる”子は一握り。
礼儀も殆んどの子は形だけ。心から出来ているのは、その一握りの子だけ」だそうです。
『家の子は大丈夫。家の子は素質が…』
そんな子は、何でも結果が出ています。
何でも中途半端な結果の子は、意識もやり方も中途半端なんです。
『家の子は別。他所の子とは違うわ』
何を言ってるんですか?貴女の子ですよ。想像して下さい。
週に8個の習い事の子。毎日1〜2個の掛け持ち。
そんな家庭ほど、突然の思い付きの外食やお出かけが度々。
塾にも、絶対に理由を言えない「家庭の都合」の欠席が度々。
つまり、大人の好みや都合に子どもが振り回されているだけでは?
これ位で止めときます。
だって「僻むな!貧乏人!」と、またまた立ち直れないお言葉を頂戴しそうなので・・・。