[2021年4月23日]
〇〇中学に入れて下さい。
最低でも□□高校以上に入れて下さい。
開口一番、こんな言葉で来訪される方が居られます。
入塾面談の最中に上記の言葉を言われる方も居られます。
勿論、受験は「ミズモノ」です。『絶対』なんてありません。どこかの儲け主義塾のように「大丈夫ですよ。頑張りましょう」って言ってあげたいのですが・・・・・・、
ある程度の学習習慣・最低限度の知識・言葉の理解力・時間があれば、ま〜〜だ可能性はあります。
しかし、
学校で60点位しか取れていない。
先月の学習内容を忘れている。
掛け算九九が不安定。
四則演算が「何ものぞ」。
勉強よりも野球が大事。
「絶対」の約束も平然とスルー。
の小学生。
面積公式が不安定。
用語・ルールは「何か聞いたことはあるけど…」
小学時の事は殆んど「?????」
定期テストは平均30点くらい。
通知表は1や2がズラ〜〜っと。
「分かったぁ。頑張るぅ」でアッケラカン。
「生活や意識ややり方を真反対に変えないとダメだよ」と言ったら『うん、分かったぁ頑張るぅ』とニコニコ顔。
言葉が通じてないことを保護者に伝えますが、それでも、今より偏差値で15〜20上の高校を求める
中学生。
生徒の成績アップのお手伝いをするのが私たちの仕事です。
勿論、過去の経験と知識を使って『最大限』の努力と協力をします。
しかし、個人の価値観のコントロールと時間を超越するようなお手伝いは不可能です。
生徒も生徒ですが、保護者はここまで何にも感じて無かったのですかね?
それとも、「塾に行かせさえすれば何とかしてくれる」と思われていたのですかね。
悪口を言えば「金さえ払えば、何でも手に入る」の考えが何処かにあったのではとさえ感じます。
もし、それが可能なら、誰もが皆んな8年間、全く我慢をせずに自由にして、最後の1年間に金を積めば「誰でも学力は買える」ことになってしまいますよね。
私の気持ちとしては『何で、こんなになるまで放って於いたのですか?』です。
塾に行かせる経済的な・・・子どもを信じて・・・言い分は色々あると思いますが、経過した時間は戻せないんです。その時その時に最大限の対処をしておくしか無いのです。
塾にも行かず、高成績を維持している生徒もいます。
誰でも可能なのです。
そう成らなかった原因を素直に分析してみれば良いのです。
あっ、これを言ってしまうと、私たちの仕事が無くなるのかぁ?
失礼しました。