[2021年5月23日]
「クラブがあるから・・・、他の習い事があるから・・・、一斉塾の決められた時間割では通えない。だから個別指導塾じゃないと・・・」
以前は、こんな言葉を聞くことが多かったです。
有り難いことです。
「先生が一方的に喋っているのを聞くだけでは、私はそのスピードについていけないから・・・、前年の理解出来ていない単元があるから、次の単元を説明されても・・・。だから個別指導塾じゃないと・・・」
もっともです。そこが個別の特徴です。
有り難いことです。
この様なお言葉やご意見ご相談にお応えするために、当地には未だ珍しかった「個別指導塾」をオープンして17年目になります。
多くの生徒に本質を理解してもらって、新たな進路に進んでもらいました。
ところが、時代が変わったのか、CMやチラシの甘言を鵜呑みにして、『客だから、金を払えば、どんな要求も簡単に叶えられる』と信じている生徒・保護者が激増しているのです。
典型的な事例は入塾の曜日・時間の選択理由です。
成績不振生徒の「月曜からガンガン勉強したくない」とか
「続けて毎日勉強なんて無理」とか
「折角の休みなのに、何で土曜日に勉強すんの?」
は無視するとして、
時々耳にする保護者の
「月曜は、祝日があるから、外食や旅行の可能性が・・・」
「土曜日は、お父さんが早く帰って来たら、お出かけする可能性が・・・」
「〇曜日は、私が□□があるから、食事の段取りが悪くて・・・」
分かりますか?
子供の勉強する機会を奪っていたのは、この保護者の「自分の思いを全て叶えたい気持ち」だったのです。
週初めって言いますが、すでに一日学校に行って帰った後ですよ。それに、月曜の祝日が、年に何回ありますか?そんなに外食や旅行に度々?
土曜日も同じです。学校が休みだからこそ、生徒自身が勉強の予定を作れますし、時間管理や予定管理の練習になるのです。再度聞きます。そんなに外食や旅行に度々?
「〇曜日はちょっと・・・」良く良く聞いてみると、お母様のテニスとかテレビとかが多いです。
生徒がそこが良いって言ってるんです。お母様はお母様で行きたい所に行って、生徒は生徒で勉強すれば良いのでは?
子供の都合も、全てお母様の思いに強制するから、勉強するタイミングを逃してきたのでは・・・?
これは、言い過ぎで失礼しました。
正当な理由無く「〇〇は嫌だ」とか「夏休みや冬休みだけ、□□にして!」と、時々要望が入ります。生徒に理由を聞くと、「知らん。母さんが頼みって言った」です。
それら殆んどは『お母様の都合』でした。。
「親の都合を塾に言ってはダメなの?」って言われそうですが、自分の予定を自分で責任持って管理している生徒、もしくは管理できるようになった生徒は、成績アップしています。
親の思いつきの予定変更に振り回されている生徒は「?????」です。
大人でも子供でも、予定は事前に分かる筈です。
瞬間の思い付きや好みで行動する人だから…………………
ごめんなさい。やめときます。