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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2021年5月24日]

知らないのなら、知らないからこそ・・・20210524

最近の小・中学生に多いのが「知らないのに…」「友達の間違った情報なのに…」自分に都合の良いことだけを自分に都合良く信じて、他の情報や意見やデータを示しても『自分は間違っていない』と絶対に聞き入れない・修正しないことです。

また、同様に保護者にも「ママ友の〇〇さんが言ってた」とか「学校の先生が『良い子』って言ってた」とか「小学校でいつも60点〜80点取ってるから優秀」とか「中学校で平均より10点も高いから良く出来る方」とか「家の子がそんな筈は…」と20年近く古い常識・情報を基に子供や自身を過信しておられる方が多いです。

仮にも私たちはプロです(と、自分では思っています)。

現状をしっかり確認して、現在の生徒たちを数値から分析管理して、心を込めて人として『叱って』ます。

お母様に「間違ってますよ」とか「これは常識ですよ」とお伝えすると『そんなこと、私たちが知るわけないでしょ。偉そうに…』と言われますが、私たちは偉そうにしたいのではありません。事実を基に生徒の為の最良の対応がしたいのです。

「知らないのなら聞いて下さい」「間違っていたのなら修正して下さい」

意地を張り通して、誰が得をするのですか?
『勝った』と気分が良くなることが何よりも至上の生きがいって方が増えているのも聞きますが・・・。

前記の生徒の成績についての記述を簡単に説明しておきましょう。

*ママ友さんの意見。「類は友を呼ぶ」って諺もあります。話半分で聞かないと、自分だけが損をしますよ。
*小学校のテストは100点取れるように作られていますし、授業もそれに沿って行なわれています。60点しか取れない方……大至急対処しないと、戻れなくなりますよ。
*地元中学校での平均点。この実力の生徒は大体偏差値で38〜39が現状です。優秀でもなんでもありません。逆に将来の進路に難問が…。
*「まさか家の子が…」最もよく聞くセリフです。そのまさかが起こっているから現状なのです。

私たちは、家来が殿に接する様に、持ち上げて持ち上げて欲しいなんて思ってません。事実を知って、生徒の為に最大限の意識と行動をお願いしたいだけなのです。

いつの頃からか、「言わないと損」「権利だから」「先生も生徒も平等でしょ」が生徒の常識になって、お母様方もそれに追随しておられる方が増えてます。

知らないのなら、素直に聞いて下さい。聞いたら受け入れて下さい。自分の「カン」と生徒の「カン」と自分の感情を過信しないでくださいね。