[2021年7月15日]
受験生や成績不振生の、成績の変化の分かれ道が「絶対にやる」か「返事だけでスルー」しているかです。
「自己責任だから・・・」とか
「自分の将来を考えて・・・」とか
「自分のことでしょ」とか、子供に声掛けをしている保護者を見かけますが、それを理解できて、自分からそんな行動ができる生徒は「成績不振」にはなりません。
問題は、今までの「自分の間違い」や「気づかなかった」や「甘え」を素直に認め、直ぐに確実に素直に行動してくれる生徒と、具体的に何度も指示や注意をしても「返事だけでスルーする生徒」や「表面だけ良い子」を演じて親を誤魔化しているが、心では「面倒臭いなぁ」と『放っとく』事が当然の様に、『悪いことをしている』と思ってもいない生徒との違いです。
表面だけ取り繕っている生徒や、形だけやってる「ふり」をする生徒の実情を保護者にお伝えすると「そんなことは無い」って殆ど否定されます。
「家の子がそんな・・・」とか「私が確認したら、キッチリやってると・・・」と何でも子供を丸信頼なんです。
疑えって言ってるんじゃ無いです。大人なんだから、もっと冷静にしっかり観察して下さいっていってるんです。
酷いパターンになると、塾はそう言いますけど、学校の先生は「良い子」だと言ってくれます。毎日毎日見てくれている学校の方が、週1の塾より家の子の事を良く見てくれているはずです。塾は、厳しいことを言って沢山授業を取らせてお金を取りたいだけでしよ。
まで言われると『勝手にせぃ』って腹の中では思ってます。
勿論、口には出しません。大人ですから。
正しい勉強量を10だとします。
入塾時に2〜3しかやっていない生徒に、何度も何度も注意してやっと6位やってくれだしたら、突然、本人がやる気を失います。素直じゃなくなります。
確認すると、今までの3倍くらいの点数が取れ始めました。本人はもちろん、友達や親までも「すごい」「賢い」「絶対受かる」「雲の上」と勘違いしてしまいます。
まだ、届いていないので、もっともっとを求めると、突然退塾していきます。
お母様に確認すると、「この子の人生です。この子の思いを尊重してやります。この子はよく頑張りました」だそうです。
勘違いや誤解を訂正してやるのが「子育て」じゃないのですか?
親子してもう、受験に受かった気満々です。
そんな意識ややり方や量では、進学先でもすぐに下降線です(多分)
私が17年の経験で色々話してあげると、「あぁ、そうなんですか。誰も言ってくれないから…」と素直に従って頂ける親子は(今まで)全員成績が上昇してきました。
「そんなことは無い」とか「そこまでは…」と親子してスルーしてしまわれたら、結果は、〇〇〇です。
最後まで「良いんですね?」と嫌われ役を務めます。
「大丈夫です。これくらいで何とかなりますから…」と聞き入れては頂けません。
私は最後まで悪者のままです。
再度確認します。
『本当に何とかなると思われているんですか?』