[2021年8月1日]
近年、入塾後、短期で突然退塾される生徒が頻発しています。
勿論、塾の対応が100%だとは申しません。
しかし、我が教室は、塾の方針説明・体験授業・原因分析・対応計画・指導・フォローアップと、入塾までに時間を掛け対話を行ない、生徒・保護者共に納得の確認をしてからで無いと入塾頂いていません(だから、ちょっと偉そうって言われるんです)。
当然、方針や対応はオープン時から変わっていません。つまり、該当生徒が生まれる前からこの指導をしています。
入塾時に「厳しいよ」とか「命令は絶対よ」とか「ウソや誤魔化しは許さないよ」とか「塾に入れば何とかして貰えることなんて、絶対ないよ」と厳しい言葉を沢山投げかけて確認をします。
当然ですが、出来てる生徒には厳しくしませんよ。
言っても「やらない」生徒だけですよ。
勿論、生徒も保護者も「勿論です。良〜〜く話し合って来ました。この子も『頑張る』って言ってますので厳しくして下さい」と言われることが多いです。
しかし、入塾から3〜4ヶ月(過去最短は1ヶ月未満)で突然の退塾です。
それも、電話でお母様から……「子供が、もう行かんと動かないんです。聞くと『私はやってるのに先生がしつこく叱る。あんなんおかしい』と部屋から出て来ないんです。だから、今日でもう…」と決定です。
良くよ〜〜く聞いてみると、今までも他の塾や習い事・学校・クラブ・友人関係等、何でも『私は正しい』『何で私が…』と自分を押し通して来たし、保護者もそれを全て許して来たそうです。何でも「やってるつもり」「できてるはず」「こうしろと言われた」と、自分の感覚が正解だったそうです。
「だって、子供が動いてくれないんで…」とか「勉強するのは子供なんで、本人が嫌がるものは、向いてないのだから…」と大抵の保護者は言われますが、2〜3才からそうしてきたのでしょうか?それを話し合いもせずに、許し続けてきて完成された考え・行動ではないのですか?
何でも子供の言い分を許してきたから、思い付きや感情で「王様」「神様」の行動が『権利』になってしまったのだと思います。
そんなに短期で転々としていたら、結局何も身に付かないし、先払いや購入品が全て『無駄』になっている筈です。勿論「気持ち」も「時間」も「信用」も全てが『無駄』になっているんじゃないかなぁ?
私は『勿体ない』と思うのですが、皆さんはそうは思われないのかなぁ?
子供の要望を叶えてやったことで「元は取った」のかなぁ?
私が「貧乏塾長」だから、価値観が違うのかなぁ?