[2021年8月30日]
近日、生徒に指導・叱責していると、チョコチョコ聞こえる言い訳(?)のセリフに『そう習ったから…』があります。
数学でそっくりな2問を解いて、1問は正解、他問は不正解。
それも信じられない解法。
「何でこうしたの?」って聞くと「そう習ったから…」
小学4〜5年の解法に中1の計算方法を同時に使う問題で間違えるので「何でこうしたの?」って聞くと「そう習ったから…」
英語の基本問題で語尾の変化やSを付ける付けないで間違えるので「何でこうしたの?」って聞くと「そう習ったから…」
そんな訳は無いんです。
そんな教え方をしている訳が無いんです。
それが、自分にとって「一番楽」だから、『勝手に、そう聞いた事にしているだけ』なのです。
だから、こんな生徒は、学校の定期試験では85点や90点取るので「自分は完璧」と誤解しています。
その後、塾で模擬試験を受けてもらうと「35点」しか取れません。そこで登場する言い訳も「親子で」共通です。
『ここの問題は難しすぎる』
違うわ〜!
学校の試験は「授業でやったまんま出る」ので、分かって無くても答えられるだけです。
行動などでも同様です。
「勉強終わった?」
「全部書けた?」
生徒は「終わった〜」「全部出来た〜」「完璧〜」って答えます。
勉強に終わりなんてありません。
全部書いたから偉いのではありません。
分ったか、一人で考えたか、覚えたかが大切なのです。
それを、家で「作業」は終わったか?を聞いているのです。
そりゃあ、「こう言われたから…」「こう習ったから…」の生徒が育ちますよね。
本当は分ってない生徒ほど、勉強の根拠を「こう習ったから…」と言います。
成績アップする生徒は「だってぇ、〇〇を□□しろって言ってるから◎◎しかダメじゃん」ってハッキリと理由・根拠を言います。
『だってぇ「こう習ったから」知らんよう、私は悪くないよう』と喧嘩腰でプライドを押し付けてくる生徒は……ですね。