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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2021年9月10日]

大人を舐めている20210910

近年の小・中学生の多くに見られる(地域性かなぁ?)特徴が、自分を過大評価し、大人を舐めていて、何でもかんでも『思い通り』にしよう(できる?)とする価値観です。

苦労をしなくても結果は周りよりも良いのが欲しい。
我慢しなくても周りより上手く(たくさん)出来るように成りたい。
「出来ない」とか「知らない」を周りに知られないで通過したい。
大人の話や注意を聞かない(無視・スルー・放っとく)。
非常に失礼な態度をとっても、叱られない(攻撃・反撃はされない)事をチャンと知っている。

何で10歳前後の子ども達がこんな理不尽な非常識を身に付けたのでしょうか?

もちろん、『そのように育てたから』です。

学校?いいえ違います。先生方に何度も話を聞きましたから。

権利・自由・人それぞれの言葉を振りかざして、他人に迷惑を掛けていても何も感じない(迷惑を掛けていると自覚が無いのかな?)大人がお手本を見せて、それを許してきたのですから当然「その通りに育った」のです。

単語・英語の6文型・数学の計算ルール・図形の面積公式・小数点の計算ルール。
これらを覚えないで学力が上昇する方法が有るのなら教えて頂きたいです。
生徒に何度「今日こそ絶対にこれだけは覚えるんよ」と帰らせますが、やらない生徒は何度繰り返してもまたまた間違えます。
保護者にお伝えすると、「家の〇〇ちゃんに確認したら、チャンとやってるって言ってます」とか「家の〇〇ちゃんはそのやり方は嫌いだって言ってます」とか「何でも強制しないで、家の〇〇ちゃんに合わせたやり方を教えてやって下さい」と言われます。

この様に過剰に守られて、異常でも非常識でも何でも親に言い付ければ親が『思い通り』に叶えてくれるんですよ。

つまり小中学生が「世の中で自分が一番正しくて、自分の好みで思った通りに何でも叶う」って思ってるのを親や祖父母が叶えてくれるんですよ。

そりゃあ、他人の大人なんて「聞くに値しない」ですよね(涙)

って、こんな事を言ってても、現実にそれをしている生徒や保護者ほど『自覚』が無いのです。
何故なら、こうした注意やヒントさえも聞いていないのですから・・・。