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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2021年9月15日]

家の子にかぎって・・・そんな筈は・・・?20210915

前回の『話を聞いていない』の続きです。

前回の生徒よりは少しだけ上位の生徒の話です。

少しは意識を持って聞いていますし、家で復習して『覚えて』きています。

しかし、覚えて来ていても『使えない』んです。

近年(ここ数年)の生徒の多くに見られる傾向ですが、『同時に複数個の知識を使う』とか『順を追って、処理していく』とか『知ってる知識の何を聞かれているのかを考える』が出来ない生徒が非常に多いのです。

何故なら、学校で「今、この単元をやっている。だからこうしなさい。できた?まぁすごい!偉い偉い!」と、前後の事など関係無く、目の前のたった1つの事だけを終わらせる事を生徒は『勉強している』と思い込んでいるからです。
学校の批判をしているのではありません。それさえも出来ない遣らない生徒が多すぎるのが原因だからです。

だから、問題が解けない生徒が止まっているので、「ここにこれが書いてあるから、あれとあれを使うんよ」と言うと『あっ!』って言います。
つまり、知っているけど完全に分りきっていないので出てこないのです。

私は昔から、この現象を『保育所のぬり絵』と呼んでいます。

まさか?と思われるかも知れませんが、想像以上に多いのですよ!(笑)