パソコン版を見る

早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2021年10月21日]

だから、自己流では・・・20211021

近年、学校の教科(特に数学)を『自己流』でやって、成績不振どころか、急下降している生徒が目に付きます。
勿論、指摘しますし、注意も改善法も言います。
しかし、一向に改善しませんし、更に下降しているように見えます。

「自己流は絶対ダメ」とか「奴隷の様に従え」って言ってんではありません。どんなものでも基礎基本や定義・原則があります。それをクリアしてからなら「自己流」で羽ばたいてくれれば良いのです。スピードアップしてくれれば良いのです。

基礎基本を聞きもせず、ルールを覚えもせず、最初から『自己流』をすることを「ダメ」と言っているのです。

例えるなら「陶工」に弟子入りして、土のこね方もキチンと出来ない弟子が、未来アートを目指すようなものです。

では、何故、こんな「自己流」の生徒が増加しているのか?
少し考えてみました。

「個人の自由じゃん」
「人それぞれじゃん」
「人には色々な考えがあるから…」
「だってぇ、こっちが楽だから…」
「家の子、こっちが良いって言うんです」
「子供には自由に…」
「無限の可能性が…」
「何〜に、偉そうに…」
「何〜に、失礼ね」
「お金払ってるんだから、要望するように…」

何か、私なんか「原始時代の遺物」のように言われます。
でも、基礎基本が出来なくても、発展問題に対応できる生徒が何%居るのですか?
こう言うと、また「失礼ね。うちの〇〇ちゃんはやってくれるわよ」と何度も言われて、結果ダメダメになっていく生徒をたくさん見てきました。
「△△塾に行っていた□□ちゃんは、それでも何とかなったわよ。この塾ダメね」も何度も言われてきました。
結果は…………。

子供の「我まま」や「自己流」や「唯我独尊」を許し続けた環境にも大きな責任があると思いますよ。