[2021年11月1日]
「だってぇ」
「だって、母さんが・・・」
「えぇっ?何で塾がそこまで…」
「はいはい、(一歩出たらバレんから、無視無視)」
教室をオープンした頃と、生徒の態度と質が激変しています。
昔も、成績不振者は居ました。
いくら叱っても従わない生徒は居ました。
しかし、彼らには彼らなりの理由が明確でした。信念(?)を持ってサボっていました。
でも、しっかりと色々話し合いをして納得できると突然頑張りだしたのも彼らでした。
勿論、元々素直な生徒は当然成績上昇ですが、この彼らも、基礎を入れ直すと、突然の成績上昇でした。
ところが、現在の成績不振者に共通している意識・行動があります。
それは「大人を舐めてる」ことです。
「子供は地域の宝」
「大人は、決して子供に攻撃しない」
「子供には無限の可能性が…」
「先生はサラリーマン化しているから、どうせ…」
「金、払ってるのに偉そうに…」
「私が望んでいるようなやり方で…」
これらを露骨に口にする生徒も居ました。幼い生徒が知っている訳がありません。
家庭で大人が口にしているのを聞いていたとしか思えません。
一部、正しくもあり正しくも無し。
人、それぞれの価値観がありますので、勿論これらのセリフを否定するつもりはありません。
しかし、「現実」と「きれいごと(他人事)」を勘違いしている生徒(母親かな?)履き違えている生徒(母親かな?)が、非常に増えています。
「基礎・基本を理解しないで覚えないでも、聞いただけで読んだだけで、テストで100点取れるようにして欲しい」
「やってるかどうかは生徒が判断する」し、そこをフォローするのが『金を受け取っている』塾だ。
「塾が求めた内容・量の3割もやった。これで充分」と思っている。
努力はしたくない。我慢はしたくない。出来るだけ短時間で。でもゴール(ご褒美)だけは、周りよりも『良い物』を。
こんなことを思いながら(現実に口にする人も…)いくらお願いや注意をしても無視して、何も変わらない。
生徒のあなた。そんな上から目線で『歳、いくつですか?』
そんな、低次元のことも出来ない生徒のあなた。『歳、いくつですか?』
そんな事ができると考えている保護者のあなた。『歳、いくつですか?』
その態度・言葉が「大人としても普通」と平気で思っている保護者のあなた。『歳、いくつですか?』
出来ない。知らない。非常識。我がまま。
こんな人ほどしっかり保護される。
変な世の中ですね。
本当に頑張っている。必死で聞いている読んでいる。人の話を良く聞く。我慢の連続。
こんな人がもっともっと救われる世の中は、もう来ないのでしょうか?