[2021年11月17日]
成績不振生徒の「何度注意しても、中々改善しない生徒の原因」の中に、『フリ』があります。
勉強している「フリ」って言うと、またまた「家の子。そんなに悪い子じゃありません」ってお叱りを受けそうですが、「フリ」にも色々あります。
?は悪気のあるフリ。?は悪意の無いフリ。?は勘違いのフリです。
?は、皆さんが想像通りのフリです。
「勉強する」と言って部屋に入り、隠れてマンガを読んだりゲームをしたり、宿題は答えを写して全てを埋めて終わらせ、提出物は催促されるまで放置して、罰の期限ギリギリに提出して何とかセーフ。『今の面倒から逃げても、将来は何とかなる』のり行動をしている「フリ」です。
?は、真面目っ子の女子に多いパターンです。
綺麗に綺麗にノートをカラフルに整理したり、何度も何度も漢字や単語を書いてはいるが、覚えるために書いているのではなく、「沢山書いて褒めてもらうために書いて」いるような子です。提出物やプリントも、大人や先生の「気に入る完成度」が最大の目標です。
?が問題なのです。
本人も、保護者も「知らない」し、「間違って」いるし、「出来て」いないのに、自分のやり方や考え方を過信してしまって、いくら周りが修正しようとしても、聞き入れずに間違ったままを続けているのです。外からの『見た目』や『費やす時間』だけはタップリ使うので、結果としては勉強したつもりになっているのです。
ましてや、本人は「今まで、こうやって来た」とか「学校ではこれで良いって言われた」とか「自分より酷い生徒はもっといる」と自信とプライドで中々修正に応じません。
厳密には「フリ」にしかなっていないのです。
「あまり勉強時間を取らなくても成績優秀」とか「スポーツ命なのに成績優秀」とか「ギリギリに受験勉強を始めたのに、難関校に合格」の特例ニュースを聞くと、『自分も(我が子も)そうなれる』と信じている生徒(親)が多すぎるのです。
たまたまの珍しい出来事だからニュースになるのです。
めったに起こらない珍事だから風の噂に乗るのです。
全〜〜〜ん部ひっくるめて「勉強しているフリ」と呼びます。
じゃあ、どうすれば?
教室に来て聞いて下さい。
但し、素直に従う意識が無いのに(聞いているつもりもダメです)『何とかして下さい・・・』は無理ですからね。
偉そうですか?
ごめんなさい(ペコリ)