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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2022年1月7日]

親が変われば・・・20220107

「人の振り見て我が振り直せ」
「親が変われば子も変わる」

昔からよく聞く言葉です。

普段、生徒たちを指導していて「その通りだなぁ」と感じている言葉です。

生徒も保護者も、自分を過信しすぎて、周りを見る「謙虚さ」が無くなっている人は、誰かに何かを指摘されると、とても鬱陶しく感じます。
その結果、自分の取っている行動の問題点が見えなくなってしまって、誰かが注意しても決して改善できない状態になっています。

特に、子ども達は、家庭や保護者の意識・対応・考え・行動・価値観だけしか見ずに生活しています。
いくら学校で友人の行動を見ていても、家での価値観は絶対です。
何故なら、今後の自分の生活と生きる糧が掛かっているからです。
だからこそ、保護者が、子供に「人の問題点を家でしっかりと教え、振りを直してあげる必要があるのです。

じゃあ、保護者はどうでしょう?

権利・自由の美名の下、何でもやりたい放題言いたい放題の世の中です。
その上「拝金主義」「お客様は神様主義」の美名の下、「金さえ払えば、金さえ持ってれば何でも思い通りになる」との意識をお持ちの大人が激増中です。

いくら金を積んでも手に入らない物もありますよね。

子育て・躾がその最たるものの1つだと思います。

成績不振どころか、言ってもやらせても成績下降必至の生徒も居ます。
いくら指摘しても、その指示の反対の対応をされる保護者が居られます。

その時には「親が変われば・・・」では無く、

「あの親が変わらなければ、この子は変われない」
「あの親が分かってくれなければ、この子は変われない」
と思ってしまいます。

でも、これをそれとなく「オブラート」に包んで面談でお伝えすると、返ってくるセリフは大体同じです。

「そうそう、そういうお母さん、よく見ますよね。私も、あれはダメだと思います」と他人事です。
決して自分のことだとは・・・。

大変失礼なことを、平気で言っている私なのです。
ごめんなさい。