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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2022年1月15日]

最近の小・中生の特徴です20220115

近年の「子供は分かっている」「子供は子供なりに考えている」「分かってやれ」「待ってやれ」「許してやれ」の風潮。
たしかに、その言葉が本当なら、すごく良いことだと思います。

しかし、やはり子供は賢い(?)(ずる?)です。
その言葉や風潮を逆手に利用するのです。

「他人が何を言ってるのか」
「他人がどうしろと言ってるのか」
「どうすれば、それが出来るのか」
「何を変えろって言ってるのか」を考えもせず、

「自分は正しい」
「自分は分かっている」
「自分は出来ている」
と、信じ込んでいて、周りに意識を向けることができない。
だから変化も改善も無い。

行動としては、
「本気にならない(勉強だけでなく全てに…)」
「何かこんな感じ」
「返事さえしとけば…」
「怒られなければ…」
「叩かれないし、罰は無いし、攻撃されないから…」
と、ごまかしの心が見えないように体裁だけ繕う。

親も、
「いつも言ってる」
「私は分かってる」
「私は出来ている」
と、今までの生活やリズムを何も変えずに
『号令一発で、皆んな従うはず』を続けています。

「そうなんですよねぇ。私も家でいっつも言い続けて大変なんです」って言葉の大袈裟な方ほど、実態は…………

子供と同じで『体裁』だけです。

本当に頑張られている方は、子どもだけでなく、自分の生活や行動や時には意識まで変えて、子供と向き合っておられます。
言葉だけで言い続けるのでは無く、話し合って、そうするしかない『しかけ』を作るのです。『ルール』を決めるのです。やらなかった時の『罰』も必要です。約束を破っても罰が無いから護らないのです。
(例えば、宿題してなくても、野球やサッカーには遅れず送迎してやる)
勿論、頑張って、我慢して苦労して変えた家庭では、結果も出ています。頑張っておられます。

「分かってやれ」
「体罰はダメ」
「子供は子供なりに…」
「人それぞれ考えが…」
「親の人生を子供の為に犠牲にするな」

耳障りの良いきれい事が氾濫しています。
たしかに楽です。悩みや挫折をしなくても済みます。

しかし、やったり、思ったりした事の結果が今なのです。
人間を変えるのです。
楽して、他人に丸投げで叶うはずがありません。
大人も子供も『本気で』『素直に』『謙虚に』取り組もうではありませんか?

ちょっと、大きく出すぎましたね。すみません(ペコリ)