[2022年2月16日]
近年の生徒たちに多く見られる現象が「素直じゃない」です。
勿論、素直で一生懸命で我武者羅で我慢強い生徒も沢山居ます。
そんな生徒たちは、自分の希望や夢に「確実に」近づいてくれるので、私たちは「お手伝い」位しか必要ありません。
勉強(習い事や修行も含みます)は、先人の知識や技術を好き嫌いに関わらず、全てを受け入れる事から始まります。基本的な知識や技術を身に付けた後に、自らの考えや工夫によって進歩・発展させていけば良いのです。
ところが、成績不振者ほど、この「素直に」「全てを」の部分をやらずに、直ぐに自分流を欲しがるのです。「人それぞれ」や「個性」や「家の子の気持ちを…」のきれい事を真に受けて、我慢や努力をせずに、指導者の知識や技術を受け付けないのです。
今風の言い方をすると、「IT全盛の時代に」「チマチマ作業せずに」「苦労させずに」「簡単に」「楽に」「出来る方法をやらさない」のは、前時代的な間違った要求なのだそうです。
『間違っているよ』と指摘すると、返ってくる返事は2つに限定されます。
「そんなことは無い」か「無視〜〜〜」です。
そんなことが無いのなら、どうしてこの不振生徒は、いつまでも不振なのでしょうね。
頑張ってる生徒に「間違ってるよ」って指摘する先生が居ますか?
出来ている生徒に「間違っているよ」って指摘する先生が居ますか?
これらの生徒は、今までそれでも許されて、自分の要求は満たされてきたのかもしれません。
これらの現状を保護者にお伝えすると、こちらからのお返事も2通りに限定されます。
「私はいつも言うんですけどねぇ。この子がやってくれないのです。」と放置型。
「そんなに厳しくしなくても、スポーツやクラブは頑張っているのだから…」の過去の自分の夢を託し型。
これでは、子供も変わりません。
一度本心から家庭で話し合って下さい。
私は、どちらを選ばれても従いますので…。