[2022年3月27日]
私たちが「今までの勉強方法や量を変えないと、このままでは成績不振で受験になりませんね」とお伝えすると、ほとんどと言って良いくらいの頻度で『そんなことはない』の言葉が返ってきます。
何んでそう思われるのかを色々と聞いてみると、
小学校の先生に「心配要りませんよ。普通ですね」と言われた。
とか、
小学校でいつも80点位を取ってくるから
とか、
地元中学校で、いつも平均点位を取ってくるから普通の学力
とか、
地元では上位(偏差40台後半)クラスの高校に受かったので、国立の〇〇大にお願いします
とかの、首を捻るどころか、唖然として困り顔に成らざるを得ない事を言われます。
教室の存在する地域の実情をお伝えします。
小学校のテストは、ほぼ教科書のままです。しかも学習して2〜3日後のテストです。100点取れて普通です。それ以外は原因をしっかり確認していないと後々で困ります。現実に、中2になっても、小5の単元が理解出来ていない生徒の何と多いことか…。
先生の「普通……云々」は、あくまでも今のクラスの中ほどだと言うだけの事で、学力が中だと言ってるものではありません。
同様に、地元の中学で平均点を取っても、偏差値換算すると37〜38しかありません。つまり、地元の中位層の高校には、残念ながら無理なのです。
同様に、前記の「〇〇大へ…」の方ですが、余程のガリ勉生活を続けないと実現しないということです。
事実を認識している私たちの意見を「そんな事は無い」とバカにして否定して、『お仲間のママさん』や『気楽な言葉を掛けて、とにかく入塾させようとする教室」の甘言だけを信じたままで、大丈夫ですか?
入試が終わった後で「力、及びませんで…」とか「最適な学校なんでしょ」と無理無理納得させるのでも良いのでしょうか?
『厳しくすることだけ』を推奨しているのではありません。
地元の事実を知っておいて頂かないと、生徒が将来「目指したい」職業や学校が見つかっても『無理』と諦めるのだけは避けたいのです。
せめて、その日までに『選べる』『目指せる』レベルの本当の意味の『中以上』の学力を身に付けていて欲しいのです。
優しくしてあげる方が私たちも『楽』です。
でも、本当の学力を手に入れるために妥協はしてはダメなのです。
改めてお訊ねします。
あなたの、今の認識と実力で、本当に『大丈夫』『安心』ですか?