[2022年5月2日]
「賢い」って何? 「バカ」って何?
すごい言葉から始まりましたよね。心証やお考えにそぐわない場合はごめんなさい。
でも皆さん。本当はよく分かって無いのに使ってませんか?
「賢いって何ですか?」って聞くと、多くの方が「学校のテストで良い点を取る」とか「賢い(高偏差)学校に入った(卒業した)」って答えます。
じゃあ、その点数や学校を手に入れた人で、「世間常識が無い人」とか「日常生活に支障が出る人」とか「悪事を平気で行なう人」とか「その場逃れの嘘を平気で言う人」とか「周りを見下して迷惑を掛ける人」でも『賢い人』って信用して付き合っていけますか?信じて付いていけますか?
逆に「バカってどんな人ですか?」って聞くと、「学校のテストの点数がガタガタな人」とか「受験に失敗した(偏差の低い学校にしか入れなかった)人」って答えが殆んどでは無いでしょうか?
じゃあ、もうその人は信用できないんですか?その人と付き合う価値は無いですか?学生時代の点数はガタガタだったけど、大人になったら素晴らしく信用できて、仲良くしたい方もたくさん居られます。
ちょっと極端ですかね。
では、「賢い」と「バカ」の違いは、テストの点数と学歴だけなのでしょうか?
中学くらいで賢い人生かバカな人生か決まってしまって、残りの人生はそのまま老後になってしまうのですね。
もう、変われないの?勉強だけがすべてなの?
私の「独り善がり」か「偏見」かもしれませんが、学歴はなかなか修正できませんが、過去の点数なんて、いくらでも取り戻せますよ。
但し、原因をキチンと分析し、「思い込み」や「わがまま」などのマイナス要因を修正改善することが大前提です。
「一度でも目に触れたものは全て覚えている」なんて特殊能力を持っている人(過去、我が教室にも居ました)で簡単に点数が取れてしまう人は別物として置いて於いて、大抵の「賢い人」は素直に人の話が聞けます。「何かこんな感じ」って適当にごまかしません。コツコツ時間を掛けて自分のものにします。嘘をつきません。
一方、点数の低い人は「人の話を適当に聞き流し」ます。「何かこんな感じ」って正確ではありません。面倒臭がって直ぐに止めます。それをごまかす為に「嘘」も平気です。その上「優しく」とか「宿題は無しで」とか「お金払ってるのに」なんて平気で言い出します。だから点数にならないのです。
つまり、素直・正直・我慢・継続のできる人間は自然と点数に繋がるのです。一方、我がままや自己流をゴリ押しする人は、中々点数に繋がらないのです。「私は勉強に向かないんよ」なんてごまかし言葉は無しですよ。中学くらいの勉強は、全員ができるように作られているのですから。
これは、大人になって社会人になっても続くし、見えてしまうので少し怖いです。
心の原因を隠して、変な理屈を主張して、正当化してしまう人になってしまうのです。
多分、中・高時代にそうしてしまったのかなと思います(余計な事でしたね。失礼しました)。
これが、我が教室の主張している「人間力が学力に!」です。
まずは自分を過信した主張より、指摘された原因を素直に受け入れて、正直に実行してみませんか?