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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2022年7月7日]

「分かった〜」って言うけれど・・・20220707

勉強って、
?まず人の話を隅から隅まで一言も逃さず聞く。
?何を言ってるのか、何に使えるのか、あれとどう違うのか、用語や公式の意味は・・・と分かる。
?分かった事を「何かこんな感じ」にならないように「多分大丈夫」は絶対に無いと思って必死に何度も覚える。
?問題を見て考える
?何をどうしろと言ってるのかを考えて、必要なものを思い出す。
?同時に何と何を使うかを考えて組み合わせる。
?注意事項に沿って使う(書く)。
です。

?は勉強ではありません。スタートラインの手前です。
?と?が基礎です。ここが完璧なら、他は全くやらなくても6〜7割は解けます。

ところが、教室のある地域の成績不振者や上昇に時間が掛かる生徒たちは、学校や塾で?したものしかテストで出せないのです。それ以外を出すと「ずるい」とか「だまし」って責め立てます。
つまり、問題を解説し式を見せて答えに辿り着いたものしかテストに出せないのです。つまり、教科書「まんま」を全部説明して問うと、6割しか答えられないのです。
覚えて来るように指示して次回その部分のプリントを解かすと、ちょっと目を放すと「分からんかったから教科書を確認していた」とカンニングをするのです。
とにかく「書くこと」「埋めること」「終らせること」が最良の勉強で最強の勉強で最も一般的なのです。
その生徒たちの保護者も「勉強やったん?」「書いたん?」「終ったん?」と作業を求めます。
「もし、分からんかったら、塾や学校で聞くんよ」と指示します。
するとその子どもたちは「ここが分からん」と聞いてくれますが、理由や根拠や用語の話をすると「?嫌?嫌?」の顔をします。
何故なら、彼らは「分からん」に対して求めているのは「直ぐに式と答えを教えて書き込ませる」ことが正しいと信じているからです。
親も「聞け」「聞け」と言いますが、我が子が理解もせず丸写しで書き込んで終らせてるなんて思って無いのでしょうか。
最悪の親は「私が注意してるんだから、家の子が従わない筈が無い」と事後チェックを怠る方・・・・・・の子は、やっぱり伸び悩みです。

聞くだけで書けて「良い子」って言われたのは、小学校1・2年くらいまでです。
そこで親が子どもを見るのを止めているのです。
子どもも「今までこれで何とかなった」と言いますが、学年が上がり、中学・高校に行っても【それで何とかなる筈が無い】と分からないのでしょうか?
だから小学6年で「あれ?」となり、中学2年で「何かこんな感じのことだったよなぁ」となり、高校で「訳分からん」と下降まっしぐらしか起こらないのです。

「家の子が求めるように教えてやって下さい」と言われる方が居られますが、「より高度な用法・用例を求めているのか」「答えがほしいのか」を明確にして頂かないと、私たちは?と?を説明することが最も実力になると思ってますので・・・。

後で生徒が家に帰って「今日、塾で、分からんから聞いたのに、先生は教えてくれんかった」のクレーム展開になる・・・・・・のは嫌ですから(涙)