[2022年7月13日]
成績不振生徒と、意識・行動の改善に随分時間の掛かる生徒を見ていると、共通して発する言葉があります。
放っとけば“いい”
黙っとけば“いい”
内緒にしとけば“いい”
バレなければ“いい”
これで“いい”
これ位で“いい”
これなら“いい”
です。
何が“いい”の? 何に対して“いい”の? どうなる予定が“いい”の?
これらは“良い”なの? どうでも“いい”なの?
“良い”って言うくらいだから、何か改善して進歩して成長する予定なのでしょうか?誰かが好んで喜んでくれるのでしょうか?
他にもシリーズがあります。
聞いてるじゃん
書いたじゃん
埋めたじゃん、終ったじゃん
素直に聞いた(返事した)じゃん
(学校・塾に休まず)行ってるじゃん
見えてないんだからやった“ふり”でもいいじゃん
生徒たちは何を求めているのでしょう?
今を何も変えずに、結果・ゴール(ご褒美)だけは他者より良いものが欲しいのですか?
母さんや学校の先生に“バレ”さえせねば、楽でラッキーなのでしょうか?
まだまだシリーズがあります
今までこれで何とかなったから、これからも何とかなる“はず”
今まで、このやり方で褒められていた。だからこれからもこうやっとけば褒められる“はず”
(学校の先生・友達は)こんな感じで良いって言ってたからこのまま何も変えなくても良い“はず”
私は今(中1)までこのやり方で良い点を取って来た。だからこれからもこのやり方で良い“はず”
どうですか?
これらは子ども達が「たった一人で発見した技」でしょうか?「誰かのお手本を参考にした技」でしょうか?また、「誰かに承認・後押しをされた」のでしょうか?「独善で突き進んでいる」のでしょうか?
中には「ここぞ儲けのネタ」と利用している学習機関もあるかもしれませんが、殆んどの場合は『毎日の生活の中で知らず知らずに身に付けて』います。
他者や周りの環境は「放っといて」、我が家だけでも親子で意識や生活ルールを見直して下さい。
相談頂ければ、教室でもアドバイスをさしあげますが、それさえも『放置』『振り』をされると・・・。