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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2022年8月13日]

親が変われば・・・20220813

「親が変われば、子も変わる」という言葉は、昔、むか〜しから言われている有名な言葉です。

子どもは、ひとりで勝手には育ちません。
必ず成長の過程でその環境や対応を見て学んで育っています。
だから「子育て役の人(殆んどの場合は親ですよね)」が、子どもの現状と自分の対応を正しく認識して、問題点を謙虚に認識し対応・変化をすれば必ず子どもも変化・改善してくれるはずです。

では酷い場合を紹介すると、
学校に行かせてるから学校が何とか・・・
塾に行かせさえすれば・・・
私の指示に問題は無い
私の行動には全く問題は無い
だって〇〇(スポーツ)を頑張っているから・・・
だって、この子には勉強は向かないみたいだから・・・

と全部他人や周りの責任にする人。
もっと進むと、
だって仕事が・・・
だって□□が・・・
そんな事は無い!失礼な!

と、とにかく『全否定』から始まる方が居られます。

当に、これが子どもが「お手本」にしている対応なのです。

ここまで酷くは無いのですが、近年たくさん見かけて、一番困っているのが次のようなパターンです。

子どもに「チャンとするんよ」「先生の言うようにするんよ」「今度はできる?」「やってちょうだいよ」と、現状を正確に認識できていない上に、『〜〜〜ぱなし』の保護者です。
「言いっ放し」「指示しっぱなし」「怒りっぱなし」で確認をしないのです。
指示したことを、子どもが理解して行動しているのかを確認もせずに、「私は言った」「私が言ったのに無視するはずが無い」とどこかの国の独裁者のような思考をされています。
これをお伝えすると、「私らは、勉強も答え合わせもできません」と言われますが、誰もそんな事はお願いしていません。指示や叱責の後、「チェック」をしないと、子ども達は「はいはいって言っとけば、後は放っといても許してくれる」と認識するに決まっているじゃないですか!
その後で、「も〜〜っう、私は言ってるのに、この子がやってくれん。私は悪くない」と、訳の分からないセリフまで・・・。
全ての判断基準や自己肯定が自分だけなのです。

これらもひっくるめて、まず親が自分の生活と行動をチェックしてみるのです。
そこで「嫌」ですし「面倒臭い」ですし「しんどい」ですが、少しだけ変えてみるのです。

そうすると、初掲の「親が変われば子も変わる」が実現できるのです。

悪い例として紹介した保護者は、「この親が変わらなければ子も変わらない」っていう、またまたお叱りを受ける失礼な言葉の例になってしまいそうです。