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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2022年9月1日]

一目で分かる、成績下降のきっかけ20220901

昨日、某高校の教頭先生とお話しするチャンスがありました。
その先生の話を要約してお話しします。

生徒が校則を破っている現場に別の先生がモロに出くわしました。生徒も先生の存在は分かりました。
翌日当人を呼び出して、「昨日〇〇をしていたよね」と温和に聞いたそうです。すると
「いいえ、してません」と顔色ひとつ変えずに平然と嘘を言うそうです。
そんなことはないでしょ。昨日、会ったよね。と言うと、
「いいえ、間違いでは・・・?」と平然としているそうです。
仕方なく保護者にお越し頂いて、事実をお伝えすると、
「そんな筈はありません・・・」
「家の子は・・・」
「個人の自由で、学校が強制することでは・・・」
「だって私は・・・」
と、云々云々と色々言い訳や反論を続けられたそうです。

学校が、「〇〇の良し悪しの議論では無く、『人として、社会人として』嘘や言い訳を親が庇って見逃してやることが最良の子育てですか?」と正すと、やっと保護者も認めて、チャンチャンと終わったそうです。


私どもの教室でも同様の事を感じています。

平気で「嘘」を言ったり、直ぐバレるような「作り話」をしたりが頻発しています。
「勉強した?」に対して「やったよ」《の言葉の定義や理解の違い》レベルでは無く、場面や相手に応じて、数分後(舌の根も乾かない内にの言葉通り)に違う嘘を言います。

「何をしてもしなくても叩かれないから・・・」とか「罰や見せしめにはされないから・・・」の幼児発想の子もいますが、「人それぞれの考え」とか「立場は平等」とか「嫌なら母さんに言い付けて止めれば良い」のきれい事を駆使して策略を講じる生徒まで登場しています。

そんな生徒の話を聞いたり、保護者にお会いしてお聞きすると、ご家庭で、そんな会話やそんな対応が日常化しているんだろうなを感じます。
保護者にお会いすると、まず最初にその様な単語が登場しますから。

あっ、前出の先生の言葉に、もう1つすごいのがありました。

「子どものためなら、少し位自分が痛くても、しんどくても、恥ずかしくても、子どもの将来を考えた対応をするのが親、子育てだと思うんですが・・・。どうも最近は違ってきてますねぇ」と言われてました。

私もそれは感じています。
「私は悪く無い」
「私は間違って無い」
「私はちゃんと出来ている」
「私を責めないで・・・」と、
子どもへの影響より、私の立場や私の見栄えを守ることを優先する親が増えてますよね。
それって、『自分の損得・苦楽だけで判断している子ども』と何にも変わらないじゃないですか。

親に成れて無い人が「権利」や「金」で力を得てしまってルールを乱しているのか、親がこうだから子がこうなって問題が表面化しているのか・・・。

何んか、スッキリしませんねぇ(涙)