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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2022年11月13日]

親の知らない中学生の実態…?…20221113

ここ数年の中学生の入塾と問い合わせと体験授業の傾向の話です。

生徒やお母さまのお話を要約してみますと、
「学校では、分からないことは無いです」
「学校のテストでは〇〇点取っているので優秀です」
「学校のテストでは〇〇点とっているので□□科は得意です」
「学校の通知表は3なので普通です」
「学校では、自分(家の子)よりヒドイ生徒が居るので、自分はまだ安心」
「学校の先生との相性が悪いのでよく分からない。だから塾に【行けば】【聞けば】【習えば】【教えてもらえば】自分(家の子)も直ぐに成績は上がる」
「学校では、あれだけの点数が取れるのに、塾で模擬テストを受けるといつも点数が悪い。塾はワザと難しい模擬テストを受けさせて、授業を増やして儲けようとしている」
「英語は、塾よりも、専門家の先生が居る英会話教室で習った方が上達する」
等々です。

一つ一つ解説や反論をした方が良いですか?
分かってる方は何も言わなくても笑って読んで頂いていますよね。
もし、「えっ?どういうこと?訳分らん。」って方は塾にお越し下さい。丁寧にお話しますので……。

大体成績不振の生徒の原因は大きく分けて2つです。

一つ目は、
小学低学年から高学年で急に勉強方法が変わっています。
小学校から中学校、さらには高校では、自分で覚えたり理解したり演習したりを計画的に積み重ねていかないと、「今まではこれで何とかなった」なんて言ってると、直ぐに目に見えて模試の成績が下降していきます。
近年の小・中学校の授業は、単元ごとに細切れにして、テストの解説と答えを教えているようなものです(学校の先生ゴメンナサイ)。出来て当然です。生徒たちはこれを「勉強」だと勘違いしているのです。だから2〜3年前の知識は全部どこかに行ってしまっているのです。中学生で「割合」や「み・は・じ」や「分数のルール」が丸々抜けている子も珍しくありません。
中2生に「aグラムのb%は?」って聞くと、約半数はできません。
当然です。「終わったことは忘れても良いこと。過去をくよくよしない。あぁ、あそこ嫌いだった」を当然の権利のように言ってる子(親)が多いからです。
地元小・中学校の現状はかなりのものです。親御さんたちの頃とは随分違います。「その内何とか…」は絶対起こらないくらい全体の平均学力は低いのです。
父さん母さんのご存じの『学校』『勉強』と現在のものは大きく変化しているのです。

二つ目は、知らないのにマウントを取りたがる方です。


ここからは、お父様・お母様の『悪口』に聞こえます。切れやすいタイプの方は読むのを止められた方が……。


ご自身が進学や偏差値を意識した経験の無い方が「そこまで勉強勉強って言わなくても、私の人生では困ってない」とか
「無理して難しい高校に行かなくても、簡単な高校で頑張っても、結果は同じ。成りたい職業に就ける」とか
「塾は勉強のことしか言わん。家の子は野球を頑張っているのに…。」と言いながら、志望校は実力のず〜〜〜っと上を要求される。
それを面談や報告書でお知らせすると、「偉そうに…」とお叱りを受けます。

『ご存じ無い』ことを責めているのではありませんし、ご家庭の考えや方針を否定しているのでもありません。
報告や相談の機会を持って、将来のことや妥協点を皆んなで決めていきたいのです。それをさせて頂けている家庭の生徒は、成績上昇しています。「金を払っているのだから、お前たちは黙って言うことを聞け」に困惑しているのです。

塾に求められているのは勉強のはずです。
将来の進路や進学先や生徒の夢の実現のはずです。
それを「勉強は程々で、生徒の望むようにして、結果は保証しろ」的な発言をされると、私たちは何を目指して指導すれば・・・。
父さん母さんのそんな発言を子供たちは上手く「隠れ蓑」に使っている場合もあるのです。

いつもいつも『偉そう』で『言いたい放題』で『独り善がり』ですみません(ペコリ)