パソコン版を見る

早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2022年11月24日]

まだ何とか・・・、そこまで酷くは・・・20221124

近年の体験授業や問い合わせ・相談で多いパターンのお話をします。

小学生が3か月前〜1年前の内容を聞くと、「えっ?そこはもう済んだ。嫌いだった」と言い訳してボロボロ。
学校では「良く出来る良い子」との評価でお母様は「ホクホク」
そこでそんな偏差値が40前後の子を連れて来て、今度の△△中学(偏差68 or60。しかも後5か月 or 3か月)をお願いします。


中学3年生なのに、等式のルールや関数の座標の示す意味が曖昧。学校のテストで30台〜40台。

中学2年生なのに、等式と文字式の区別が「???」。文字式を作れない(例えば、agのb%は?) 分数の計算があやふや。英語は主語と動詞と名詞の区別があやふや。

中学1年なのに、小5の割合・比・速さ・原価売価がボロボロ。
仮に出来てる生徒でも。分数と整数の混ざった計算に不安があり、英語の文法のbe動詞文と一般動詞文の区別が「???」

これでも、生徒は「学校の先生の説明は良くわからん」「そんなん(定期テストの出題)授業で習って無い」「僕(私)は真面目に授業を聞いている。提出物も出している」「だって〇〇(スポーツ)があるから・・・」「(点数はボロボロでも)〇〇(スポーツ)は絶対休まんよ」と自分の行動や意識に寸分も間違いがあることを認めてくれません。

保護者は保護者で「その内、自覚して頑張ってくれる筈」「ボロボロになったら(30点を切ったら。本人が行きたいって言ったら…)塾にでも行かせれば何とかなる」「まぁ最悪、受験の前になったら塾に行かせれば普通の高校に…」
生徒は生徒で「ここは厳しすぎる。あそこは優しい。友達(同レベル)も□□塾に行ってるから、そこなら我慢して行く」「あそこは宿題が無い」「自分の言うように、ゆっくり何回でも怒らずに説明してくれる」「クラブを続けながら塾に行く時間が取れる」と危機感は全くありません。

つまり、「まだ、何とかなるだろう」「まだ、そこまで酷くは無いはず」との親子の甘えと勘違いがあるのです。

私も、何度となく「何で、あと1年前に(あと3年前に)相談してくれなかったのですか?」「これ位なら大丈夫って、誰に言われて安心していたのですか?」「学校のテストの点で安心だって、誰に言われたのですか?」って聞きました。

すると、「だって私は専門家じゃ無いから知らんよ」と何度も叱られました。
「知らないからこそ聞きに来て欲しいのです」「話したら絶対入塾しろ」って言ってるんじゃありません。
取り返しがつかない位のレベルや時期に来られても、希望は聞いてあげられませんし、場合によってはお断りして皆が辛い思いをするだけでしょう?

お母さんの時代と学校の状態が違うのです。
お母さんの時代と生徒の質がちがうのです。
お母さんの想像と学校の授業方法がちがうのです。
お母さんの認識と学校のレベルと進学実績が違うのです。

「まだ…」「だってぇ…」「子供が…」「クラブを頑張っているから…」「塾に行けば・・・」「家の子は絶対やって…」

この言葉を自分への言い訳や慰めにしていませんか?

ここまで露骨に言うとま〜〜た、言われますね。
「クラブもせずに勉強だけしてれば良いの?」
「勉強がすべてでは無い」
「行った高校で、人生の全てが決まる訳では無い」って。

そんな事は私だって人の親です。知ってます。
自分を甘やかして子供の将来の選択肢を減らしても上記の言葉は言えますか?

またまた、余計な事を沢山言いました。
ごめんなさい(ペコリ)