[2022年11月27日]
昨日本屋で、とても怖ろしい本を見つけました。
「算数の文章題が解けない子供たち」という本です。
公機関が依頼して、研究者の数人で研究・実地検証・集計を行なった結果本です。
結論から言いますと、私が以前から「子どもたちは問題を読んでいないし、日本語が理解できていないし、『何かこんな感じ。ダメなら先生かお母さんが何とかしてくれる』『自分が無理して別に頑張らなくても・・・』と思っていますよ。お母さんは『そんなことは無い』『家の子に限って・・・』と言われますが、事実でした」です。
本の「ネタばれ」になるとマズいのですが、少しだけ証明された内容を紹介します。
関係者の皆様、少しだけお許し下さい。
?「1週間後」の意味が分かる小学2年生は50%以下。
?小学5年生の問題です。
250g入りのお菓子が、30%増量して売られるそうです。お菓子は何gになりますか。
Aさん 250 × 0.3 = 750
理由・・・75だと減ってしまうから後ろに”0”をたした。
Bさん 250 ÷ 0.3 = 800
理由・・・ふつうなら × だけど、× だと減ってしまうから ÷ にして増やした。
いかがですか?
キチンと分かっている人からすると「訳が分からん」ことでしょう?
でも、このAさんBさんと同タイプの生徒が学校に大量に居るのです。
何でこうなってしまったのか?
日常会話を家庭で「まともに」行なわず、合図と命令だけで会話をしているから。
出来ないから保護者からクレームがくる。仕方なく先生が一から十まで説明するのが当然になりそれで『〇』が貰えるなら、楽な方が良い。
と、考えるのが普通だと思います。
少なくとも私はそう考えました。
他にも「びっくり」したり「吹き出したり」「頭を抱えたり」する事実が次々と・・・。
ほらね。
やっぱり、「学校で普通」や「学校では優秀」は、全然安心できませんよと言ってた私の意見の裏が取れたでしょう?
自慢ではなく、落胆と頭を抱える結果になってしまいました(涙)