[2023年2月2日]
間違った学習方法や間違った行動をしていて、成績不振・成績下降の生徒や、本人的には「私、頑張っているのに・・・」の生徒に『間違っている』ことを指摘すると殆どの生徒から返ってくるセリフが「そんなことはない」「私は分かっている」「私は知っている」「私は出来ている」等々です。
「何で、そう思ってるの?」「誰に言われたの?」「理由は?根拠は?」って確認していくと、これもまた殆どの生徒の返事が同じです。
「私が考えた」「私がそう思った」「今までそれで何とかなった」「だってぇ、私はその方が向いてると思ったから・・・」と、根拠・理由など無い【本人の勝手な想い込み】でした。
お母様方にも同様の事例が沢山あります。
「家の子はやってくれます」「家の子はそんなことはありません」「家の子は得意です」「家の子には〇〇の様に言って貰わないと・・・」「家の子は▽▽は嫌がるので止めて下さい」「家の子、学校で〇〇点も取ってるので実力はあります」「学校で優秀なので〇〇校を受験させます」等々です。
生徒たちと同様に根拠をお聞きすると「えっ?違うって言うんですか?失礼な!」「私が言ってるんですよ!」「一番近くで見て、誰よりも分かってやってる私が・・・」と、根拠や理由など無く、全部【私】の思い込みでした。
もっと根拠の無い、頭を抱えたい主張が『兄弟(姉妹)の上の子は優秀なんです。だから私の考えや子育てに問題はありません。この子だけ何か別の原因が・・・」と100%の自信と言いますか100%の勘違いと言いますか……誤解があります。
勿論、今流行りの「人には色々な考えがある」とか「人の考えを尊重しよう」を否定するつもりはありませんが、根拠や実績の無い思い込みを「独り善がり」とか「我がまま」って言うんじゃないですか?
「褒めて育てろ」「個人の考えを尊重しろ」「他人(親)の考えを強制するな」等々色々言われています。
その言葉そのものを否定するつもりはありませんが、言葉の内容や意味をも自己流に歪曲して受け止めて自分を過大評価している可能性はありませんか?
大人も子供も同様ですが、根拠や実績や結果が伴っている考え・行動・発言は尊敬しかないですが、結果が芳しく無いのに『そんなことは無い』と周りの言葉を受け入れない気性が成長や上昇を妨げているのでは無いでしょうか?
自分を過信して意固地になっている姿は、子どもも大人も見ていて……………悲しいです。
もっとも間違っていると思うワードは、「そんなことは無い」「お金払ってるのに(客に向かって・・・)」「(私は客よ)失礼な」「今までこれで何とかなった(なってたら問題は起こって無い)」「(結果が思惑通りで無いと)やっぱりここはダメね」です。
日常、使ってませんか?
私も含めて、思いかえす時を持ってみませんか?