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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2023年3月30日]

宿題は勉強時間ではありません!20230330

「宿題は勉強ではありません」って言うと、直ぐ『えっ、じゃあ、宿題はしなくても良いの?』って言われる保護者と生徒が居られます。

「もう、勉強(宿題)は終わったの?」「今日、宿題は無いもん」「そうなの?じゃあ遊んでも良いわよ」
よく(度々)聞くやりとりです。

宿題は、今日の授業の復習をするキッカケです。どこの範囲をすれば良いのかの基準です。何をどこまでやれば良いのかを先生が教えて下さっているサービスです。
だから、宿題だけを終わらせたから【勉強した】【勉強してる】なんて意識や考えを持っている生徒(保護者も)は成績不振なのです。

ましてや、3年ほど前から、文部科学省と教育委員会の「生徒の自主的に学ぶ姿勢を応援する」との意向により、『生徒の自主勉強時間の邪魔をしないように・・・』との意味から、宿題量が0%〜30%位に減らされています。
なのに、「宿題は無い」って言ったら「じゃあ遊んでも・・・」なんて、不振にするための行為としか思えません。

宿題は、今日の授業の範囲を示す指標なのです。
それを全部終わらせてからが勉強なのです。

小学校低学年なら、宿題の後に、「今日習ったのは何が出来るのか」「「どの言葉と、どのルールを覚えておかなければいけないのか」程度の復習で良いと思います。

小学校高学年なら、学校では基礎基本しか教えませんので、家で完全に理解して、次の単元でも絶対に使えるまで覚えておく必要があります。

中学生も同様に、基礎基本しか授業では教えません。でも、入試や模試では応用しか出ません。根拠・理由が説明できるまで内容を復習して理解して暗記するまで家で繰り返すしかありません。

さあ、高校生です。
もう、ここまで来ると「宿題を云々・・・」なんて言ってるレベルではダメダメです。
授業で聞いた内容は、今日中に確認して出来る(分かったとかレベルで止めるから後日困るのです)まで家で繰り返しておかないと、翌日の授業で早速困ります。
つまり、学校の授業時間と同じくらいの時間が必要なのです。平日に不足したのなら、土日に取り返して下さい。

ご理解頂けましたか?

宿題は勉強ではありません。
今すぐから、今日中に、何よりも優先してやらなければならない内容を示して頂けているだけなのです。
つまり、宿題さえも完璧に出来ない生徒は、学校で授業を聞いていない証明なのです。

さらに言えば、小・中学校のテストは【出来て当然】なのです。
だって、言いましたよね「基礎・基本しか教えて無い」って!
そこで「60点だ」「80点だ」とか言ってるのは「分かっていない証拠」です。少なくても「受験では使えません」よ。

これもまた「そんなことは無い」とか「失礼な!家の子は違う」とか「だって、まだ受験生じゃないから・・・」とお叱りを頂くのかなぁ(涙)