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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2023年4月19日]

普通の小学校から国立大学へ・・・20230419

今日は、私が以前から尊敬しているある先生の理論をお借りして、皆様にお話しします。
少し長くなりますが、大事なことですから読んで下さいね。

「小学校の勉強は国立大学に入るようになっていない」というお話です。

普通の人が大学受験が終わったとき「何で早く教えてくれなかったの?」ということがたくさんあります。実は「小学校の頃に知っていたら違っていた」と思うことです。
それを知っていたら「子どもにさせた」内容です。
例えば、その1つが「学校の勉強は大学に入るためにはなっていない。逆に入りにくくなっているカリキュラムである」ということです。
小学校低学年の勉強というのはすごく簡単すぎます。特に「普通の子」であってもペースがゆっくりです。多分このペースだと「大学受験ではどこかにしわ寄せ」がきます。
それに、小学のテストは「平均点が80点」として作られているので「本当の実力がわかりにくくなっている」のです。
さらに学級担任の先生との面談では「特に問題はありません」と言われます。
これは学校の先生が問題ではなく「そういう仕組み」なのです。
学校の先生も「国立大学入れるため」の授業ではないので「特に問題がない」と言うしかないのです。それでも学校の先生が「成績が心配」というときは、「著しくまずい状況」のときだけなのです。
そのため、本来身につけないといけないことが身についていなくて中学に入ると、「中学に入って急にできなくなった」というようになるのです。
本当は「小学校のときからできなかった」のにです。
小学生から「国立大学に入るため」に知っておかなければならないことがあります。
塾という業界の入っていろいろ知らないことを知ることが出来ました。その1つは「教科書」です。
通常教科書と言うとみんな「知っています」と言います。
子どもが小学生や中学生ならみんな持っているので見たことがあると思います。

「教科書は何種類ありますか?」と聞くと「さあ」となるかも知れません。実は通常中学では科目によって違いますが、それでも「5-6種類」です。例えば国語で言うと出版社は以下の通りです。
【小学生】
東京書籍? 学校図書? ?三省堂 教育出版? 光村図書出版?    教科書は「5種類」です。
【中学生】
東京書籍? 学校図書? ?三省堂 教育出版? 光村図書出版? 同じく「5種類」です。
そして、レベルはたった1つです。
それでは高校に入るとどうなるのか?以下のようになります。
【高校生】
<国語総合>
東京書籍? ?三省堂 教育出版? ?大修館書店 数研出版? ?明治書院 ?筑摩書房 ?第一学習社 ?桐原書店
<国語表現>
東京書籍? 教育出版? ?大修館書店 ?第一学習社 ?京都書房
<現代文A>
東京書籍? ?三省堂 教育出版? ?大修館書店 ?第一学習社
<現代文B>
東京書籍? ?三省堂 教育出版? ?大修館書店 数研出版? ?明治書院 ?筑摩書房 ?第一学習社 ?桐原書店

<古典A>
東京書籍? ?三省堂 教育出版? ?大修館書店 ?右文書院 ?筑摩書房 ?第一学習社
<古典B>
東京書籍? ?三省堂 教育出版? ?大修館書店 数研出版? ?明治書院 ?右文書院 ?筑摩書房 ?第一学習社 ?桐原書店

高校に入ると「教科書の種類」が増えているのがわかると思います。
中学までが1種類だった教科書も複数になります。「30種類くらい」になります。
そして、絶対に抑えないといけないポイントは「教科書のレベル」です。高校に通ったことがある人のほぼ全員が知ってる教科書は一校分だけです。
転校している人は少ないので、多分「自分の高校」の経験しかないと思います。
親も「進学校」に通った経験のある人は「進学校の教科書」を思い描くでしょうし、「職業高校」に通った親御さんも「職業高校の教科書」のイメージしかないのです。
ですが「中学の教科書は同レベル」に対して「高校の教科書はレベルがバラバラ」なのです。
当然ですが「偏差値63の高校」と「偏差値43の高校」では使う教科書が違います。
そして、内容も全く……というほどレベルが違うのです。
例えば、「偏差値43の高校」で言うと「中学校の教科書を少しだけアップ」したレベルです。
つまり「大学受験」には向いていないのです。
もちろん「学校の授業だけで国立大学に入ることは不可能」です。
なぜなら「試験に出るレベルの内容を習っていない」からです。
実際に「偏差値38の高校」から高3になって「大学に行きたい」となった子どもが、そのために予備校に言ったときの感想です。
予備校の講師の話を聞いて「宇宙語を聞いているみたい」と言っていました。
当然ですが予備校では「高校で習っている前提」で話をしますので「偏差値38の高校」では、その基礎すら習っていないのです。
これを知っていると「高校選びはとても大切」ということがわかってきます。
高校で使う教科書も実は「レベルAランク〜Dランク」に分かれていて、実際に実力で国立大学に入ろうと思ったら「Aランクの教科書を使っている高校」からでないと入れないのです。
「そんなのは外からでは分からない」というときは「高校のHP」か「直接電話で聞く」をして下さい。
例えば、レベルがわからなくても「偏差値62の高校 が××という名前の教科書」を使っていることと「偏差値45の高校 が××という名前の教科書」と同じ教科書を使っているのかがわかります。
というのは全体的な偏差値が違っても「英語コース」とそれに特化している高校では「英語の教科書だけはレベルが高い」ということもあるからです。

こういったことを知っていると「高校選び」というのがとても大切であるのがわかってくると思います。                                                                              コピペ