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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2023年4月19日]

お客様は神様です?20230419

三波春夫さんがステージで言った言葉として有名になったのか゛この「お客様は神様です」です。
これは『私のステージをわざわざ見に来て頂いた目の前のお客様方は、舞台歌手の私にとって神様と同じ大切な存在です。一生懸命に歌わせて頂きます』の意味で言われたそうです。

しかし、近年はこの言葉が過大に誤解解釈されて独り歩きしているようです。

「客だから何をしても良い」
「客だから何を言っても良い」
「お客の方が全部正しい」
「お金さえ払えば大切な客だ」
「金を払っているのだから立場は客が絶対優位」
「言わなきゃ損」「何とかなったら得」
「周りは知らない人だから、何と思われても良い」
「言ったら、昔、〇〇の店では何とかなったから・・・」等です。

だから、スーパーやファミレスで怒鳴ってクレーム(私から見ると言いがかり)を言っている人がいますよね。

日本は「恥の文化」「穢れの文化」があるから、美しい街と人が形成されたと言われています。
いつからこんな恥知らずな非常識な人が増えたのでしょうか?
これも「人それぞれ」「自由」「個性」なんでしょうか?

もちろん、塾にも来られます。それを話すと生々しくなりますので他の例を!

知り合いの開業医の先生から聞いた話です。
風邪で発熱した患者さんが来られて診察しました。
薬を飲んで家で大人しくしているように指示すると「今日の夜、飲み会がある。夕方までに治してくれ」と言われたので「それは無理です」と断ると「無理なんかぁ。ヤブ医者じゃのぅ。儂ゃぁ客ど」と言われたそうです。

どうですか?
言葉は違いますが同様の内容を言われる『大人』が多くないですか?
塾でも学校でも飲食店でもスーパーでも。

本人たちは自分の事を本当の神様くらいに思っているのですかね。

近年は、迷惑行為に対して毅然と断る会社・店が増えていることを嬉しく思い「まだまだ日本はキチンとしている人もいる」と安心している私は、やっぱり「頭おかしい」ですか?