[2023年4月22日]
「僕(私)は、昔と変わらず勉強しているのに成績が上がらない」
「僕(私)は、チャンと勉強しているのに成績が上がらない」
「僕(私)は、言われたようにやってるのに、成績が上がらない」
「僕(私)は、毎日宿題をやっているのに成績が上がらない」
「僕(私)は、授業をキチンと聞いているのに上がらない」
「僕(私)は、ノートやプリントを書いているのに上がらない」
「僕(私)は、提出物を出しているのに上がらない」
「僕(私)は、小・中学校では良かったのに高校では上がらない」
「僕(私)は、試験前はスゴく勉強してるのに成績が上がらない」
「僕(私)は、学校では『良く出来る』って言われるのに、模試の点数が上がらない」
どうですか?
上がらない人(生徒も保護者も)ほど、こんなセリフを堂々と言われます。
説明します。
今までと同じやり方では絶対に下がります。何故なら、学習レベルや学年が上がっているのですから。
「チャンとやってる」って誰が言ったのですか?チャンとやったら必ず上がります。方法も量も時間も内容理解も全て「やってる【つもり】」でしょ?
「言われたように・・・」も同じです。言われたようにやってる【つもり】です。根拠が何にもありません。
次が、生徒にも保護者にも一番多い間違いです。毎日学校で「聞いてる」「書いてる」「出してる」「宿題してる」で『出来るようになる』んだったら、日本中の99%の生徒が『出来る子』です。これらは最低限の入り口です。この次が勉強です。もし、保護者がこれをされていたのであれば、失礼ながら…………そりゃあそうでしょうね。
小学校1年は毎日作業しているようなものです。
小学校2年は自分で覚えて自分で考えることを求められ始めています。
3・4年は90%以上説明してもらって、今、聞いたことを書けば〇です。
5・6年から過去の知識の併用と、見えない関数や割合を同時に考える必要が出てきます。しかし、これでも学校レベルは対応できますが、模試ではボロボロでしょうね。
中学からは学校での説明が少しずつ減少しますが、学校の定期テスト問題は授業をした先生が、全て答えを喋っているので、80点を下回るとマズいでしょう。学校では「良く出来る子」と言われていても偏差値はまだまだでは?
問題の高校です。
今までは90〜80%も答えを教えて貰う授業でしたが、ここからは、自分で理解し、自分で覚えて、自分で想像しなければ殆ど(入り口の計算くらいしか)できなくなります。学校で説明して貰えるのは30〜40%です。
この激変をいくら事前に説明しても「分かってるわぁ」「今まで何とかなったんじゃけぇ」と『花のJK』や『青春の時間』を満喫して半年後、「訳分からんようになったぁと生徒は言いますが【当然でしょう】ね。
最悪な生徒と保護者は
「僕(私)は、頑張っても上がらないんだから、勉強に向いていない。もう諦めてしまおう」
「家の子も、私もこんなに頑張っても上がらないんだから、多分勉強に向いてないのよ。向き不向きがあるから、そうゆう運命なのよ」
と、正しく無い取り組みの結果を正当化してしまってます。
私たちは、間違っているものにはハッキリと「間違っている」と言います。本人や保護者が正しいと思っているのは「私が・・・」と「・・・つもり」です。
素直に受け入れて頂けさえすれば……。
ま〜〜〜た、「偉そうに・・・!」と言われそうですね。