[2023年5月5日]
長いこと日本人をやって、色々な仕事と立場を経験してきました。
その経験をもとに色々考えてみると、諺(ことわざ)って凄いですねぇ!
長い間の生活の知恵から生まれたのでしょうが、一つの出来事に裏表(?)両方からのものもありますが、ほとんど『的を射ている』なあと思います。
その中で、私が生徒や保護者に時々使うのが
【人の振り見て我が振り直せ】です。
ご存じの通り、「他人の言動で良いところ、悪いところを自分に照らし合わせて常に考え、自分を磨くのが良い」という戒めの言葉です。
度々言ってますが、周りの言葉や情報を素直に、精一杯受け取ることをされている方は、当然実行されていますので改善・改革・進歩・上昇のスパイラルを続けておられます。
しかし、逆向きのスパイラルを続けておられる生徒・保護者から言われた言葉を紹介しますと、
「そんなに毎日毎日人の顔色を見ながら生活しないといけないの?」
「他人は他人。私は私。それぞれの個性を大切にしないと・・・」
「人とは違う。人それぞれを認め合える社会が新しい考え方」
「何で、他人の真似をして、自分を抑えないといけないの?」
「別に、関係ないでしょ」
何か、的外れな返答に聞こえませんか?
自分を全て殺して、何でもかんでも奴隷的に従えって言ってませんよね。
もっと素直に周りに意識を持ち、良い所や良い方法を真似してみたら?の意味で、目に余る言動は意識して自分は行なわないようにしましょう。の意味ですよね。
全部、自分は間違っていないと思っているから、何かを言われただけで腹が立つのでしょうか。
とにかく何とかかんとか理屈を言って「言い負かそう」「勝とう」とされます。
こういう方に『反省』ってワードを使うと「失礼ね。私は失敗や間違いなんかしてないわよ」って叱られます。
反省は「良きも悪しきも省みて思いを巡らす」ことですよね。
何〜〜んか。言えば言うほど喧嘩になりそうです。
自由。個性。人それぞれ。の言葉を自分にだけ都合良く解釈・利用されている人。時代の最先端と呼ぶべきか、我儘と呼ぶべきか。
屁理屈を言ってすみません。