[2023年5月16日]
「真面目に学校に行ってるのに成績が上がらないんです」
「学校では『良く出来る子』って言われるのに模擬試験では偏差値が・・・」
「塾に長〜〜く通わせてるのに成績が上がらない」
「教えてもらったら直ぐ出来るのに、一人でやると・・・」
等々、成績が伸びない生徒(保護者)が度々口にされるのを受け承りました。
生徒や保護者何百人と話をして何となく分かってきた生徒(保護者)の認識をお話しします。
一番初段階は、「自分(我が子)が出来ていないことを知らない」です。
「小学校でいつも80点を取ってくるから普通」
「小学校で周りと同じだから普通」
「小学校で先生に『心配ない』って言われたから普通」
「中学校で平均点取ってるから普通」
「中学校で平均75点取ってるから良く出来る子」
等々です。
失礼ながらハッキリと申しますと、上記5例では、すでに成績不振なのです。
何と比べて判断し、将来どうしたいのと考えて、それと比べてどうなのかが全てです。たぶん何とかはありません。
酷いパターンは「友達が言ってた」とか「子どもの友人のママ友が言ってた」なんて、何の根拠も無い「戯言」を本心から信じておられる方も居られます。
中級段階は、『今までの経験』から思い込みや適当が多すぎる生徒です。
『〇〇を◇◇のやり方で▽▽できるまで覚えて◎◎分くらい□□出来るまで繰り返して来るんよ』と指示したとします。
◎◎分せずに、「分からんじゃろ」と適当で止める。
◇◇のやり方をせず、ノートを眺めて分かった気で止める。
□□出来て無いのに分かった気で止める。
覚えて無いのに「やったもん」でごまかそうとする。
こんな「足りない」「意識が中途半端」「口先だけでごまかそうとする」行為が成績アップに繋がると考えている生徒が居るんですよ。まさか保護者でこれを思っておられる方なんて居られないですよね。
上級(最悪級)になると、心と日常の行動の問題です。
「何を言われても放っとく」「苦言や嫌な事は無視」「口先だけの返事で実行しない」「別に私はやりたくて勉強していないと他人事」等々です。
本人は「やってるつもり」なんでしょうが、認識が小学校時の「楽々クリア」や「プリンス・プリンセス」で自信満々のままなのです。
好きや嫌いは思っても良いですが、その気持ちを行動に出してはダメです。
つまり、指示や指摘に素直に耳を傾けて、素直に謙虚に聞き入れて、素直に実直に行動してくれている生徒は、みんな成績アップしています。
分かります?すべてに【素直】の言葉が入りますよね。
何度もお伝えしていますように、私たちだけの力で簡単に成績が上がる訳ではありません。生徒(保護者)が私たちのアドバイスを理解して、直ぐに素直に実直に実行してくれることが大前提です。
「生徒は努力しなくても、うちに来ると誰でも直ぐ成績アップ」なんて宣伝をよく見ますが、全部【ウソ】です。
私たちに出来ることは、最短で近道を通って辿り着ける方法を教えるだけです。
基本は生徒(保護者)の認識と行動です。
と、こうやって『間違いパターン』をお伝えすることも指導の一端かと・・・。偉そうにすみません。