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早稲田育英ゼミナール
福山駅家教室

[2023年5月26日]

生徒の学年によって・・・20230526

生徒の学年によって「やること」は変わるのに・・・

「聞けば・・・」「習えば・・・」「教えてもらえば・・・」「段々と慣れてくれば・・・」
「習った式と答えをしっかり覚えておけば・・・」
そうすれば、もっと難しい問題でも楽々解けるようになる!

小・中学生の『中の下位』〜『上の下位』の生徒がよく口にします。
本人が自信たっぷりに思っている勉強への取り組み方です。
ある意味正解ですし、ある意味『将来困るだろうな』の考え方です。

この生徒たちは、「勉強とは習った通りを書いて丸をもらうもの」「全部丸になるようにしっかり家でも復習(?)するもの」「お母さんに『すごいね』と褒めてもらうもの」と信じて頑張っています。

ある意味『とっても良い子』たちです。

しかし、このやり方で、学校のテストで点数が取れて【しまう】ので、本人も保護者も「私(家の子)はすごい」「私(家の子)は頑張っている」「私(保護者)の対応は正しい」と、信じて疑いません。

確かに小・中学の定期テストだったら『良く出来る子』『何も心配ない子』と言われるでしょう。
何故なら「分かってなくても」「自分で閃かなくても」「理由や根拠を理解してなくても」とにかく【学校の黒板の通り】を書けば点数になるからです。

しかし、入試や高校の授業では通用しません。

入試は、すべて【初見】の問題です。
「こんなん習って無〜い」「ズルい問題!」って拗ねていれば許して貰えるのですか?

高校の授業は、用語と基本問題と利用範囲を説明するだけです。
その知識の何をどのように、何と何を組み合わせて使うのかを自力で演習して独力で思い付くまで自宅で繰り返すしかないのです。足らないものも同時に補うしかないのです。
それを、今までの「先生が教えてくれた事だけを全部覚えておけば・・・」学習を続けていれば、
結果は……………………

見えますよねぇ。

学校のテストで点数を取るのは「最低条件」です。
だって、単元を細切れにして「確認テスト」みたいに、答えまで知ってる問題なのですから。
生徒に「それぐらい分かれ」って言っても仕方ないです。将来が予側できることはないのですから。
しかし、テストが出来ているからって「だから家の子は・・・」って保護者。
何を根拠にそれを・・・?ひょっとしてご本人もそうして来られた・・・?

小学校の分数。単位のケタの変更。速さの問題。割合。比。出来ないままで中学生になって、関数の問題が出来ないのは「塾の教え方が悪い」って言う保護者。
「あ〜ぁ。そこ、もう終わったから関係無い。あの単元キライだった」って言う生徒。
今、最重要でやるべき作業は、『分かって無いことを指摘されたのなら、大至急、その単元を今日中にやり直すこと』です。自力でやるのか、誰かに聞くのかは関係ないです。今日中が大事なのです。
英文法を理解せずに、単語を覚えずに「学校の細切れテスト」で何となく点数が取れている生徒。
学年が上がったら・・・・・・。結果の予想ができます。もう戻れませんよ!

頑張っている!聞いている!その内・・・。は絶対にありません。